中堅インテグレータのカテナは来年4月にも独自のソフト開発ツール「LyeeALL3」を外販を開始する。同社は2003年以降LyeeALLを外販する方針を掲げていたが、品質を確保できないことなどから、出荷には至っていなかった。価格は10万円程度(スタンドアロン型)になる予定。これまでは手法自体を販売しており、一時は3億円の値を付けていた。 LyeeALLは、カテナ・グループの研究機関であるソフトウェア生産技術研究所が考案したソフト開発手法「Lyee」にのっとってソフトを開発するためのツール。Lyeeは、出力したいデータ項目などを定義するだけでソース・コードを自動作成することを目指した開発手法である。これまでカテナはLyeeALLとLyeeを受託開発で利用していた。 外販を開始するLyeeALL3は、「Lyeeにおける専門用語をなるべく使わないようにし、初心者でも使えるようにした」とカテナの江守