■[book]文化的選良じゃないエリートと平等社会 池田清彦の新著の広告を見かけました。 すこしの努力で「できる」子をつくる,ですかあ〜〜。 親の“努力”で“できる子”を育てるーー時代のキーワードままのご本、しかも池田せんせいですから“科学”のスパイスつき。ふうう。 5月26日 の流れで、もちょと考えてみましょ。 学歴社会、受験戦争.教育ママ、早期教育ーー教育過熱をめぐる問題は形は多少変わってもず〜〜っとある。 問題にされながらずっと解消されてない。 ということは、もしかして日本の教育のありようとこれらの問題はつながっているのかもしれない。 しかし日本の教育は平等が根幹のはず。 なぜ平等の教育が教育過熱を引き起こすのかって不思議ですよね。 「戦後の日本社会における能力主義と平等主義との奇妙な結合関係」(p.25) そのように苅谷剛彦は表現しています。(『 大衆教育社会のゆくえ―学歴主義と