7月11日の参院選投開票を前に、朝日新聞社は24、25の両日、静岡選挙区(改選数2)の有権者を対象に電話による選挙情勢調査を行い、取材で得た情報と合わせて序盤の情勢を探った。自民新顔の岩井茂樹氏(42)がやや優位に立ち、みんなの党新顔の河合純一氏(35)と民主現職の藤本祐司氏(53)が岩井氏を追って互角の激しい戦いを繰り広げている。民主新顔の中本奈緒子氏(31)は伸び悩み、共産新顔の渡辺浩美氏(49)は支持の広がりがみられない。幸福実現新顔の中野雄太氏(36)は苦戦している。ただ、調査時点で、有権者の半数近くが投票態度を明らかにしておらず、情勢は流動的だ。 共倒れの懸念を抱えながらも2人擁立に踏み切った民主、1議席確保に狙いを絞る自民、最重要選挙区に位置づけるみんなの党……。6人が2議席を争う静岡選挙区は、予断を許さない情勢となっている。 昨秋の参院補選で支持基盤の動きが鈍く苦杯をなめ