日本維新の会の足立議員が、「安倍政権に対する相反する2つの批判 - 問題を解決する唯一の答えは「杜撰さ」 -(http://blogos.com/article/289137/)」という、相変わらずなかなかな論考を書かれているので、これについて論じさせていただきたいと思います。 足立議員は上記の論考で、「森友学園の文書改ざんに関連し内閣人事局など政治主導が行き過ぎたという『忖度論』。もう一つは、陸自の日報に関連し政治が監督責任を果たせていないという『面従腹背論』」があるとしたうえで、「政治が強すぎるという『忖度論』と、政治が弱すぎるという『面従腹背論』とは、真逆の論旨で普通は両立しません。」としています。 しかしながら、まずもって忖度論は財務省の森友学園問題における対応、面従腹背論は陸自日報問題における防衛省の対応ついての議論で、其々問題が別です。財務省は忖度し、防衛相は面従腹背したという