アメリカでのクルマ生活生後間もないときから13歳までをアメリカ西海岸で暮らした西田ひかるさんにとって、クルマはあってあたりまえの存在だった。アメリカでの思い出を訊くと、懐かしそうに目を細めて、「まさにクルマ社会で、どこへ行くにもクルマでした」と振り返った。 「アメリカでは中学生でも高校生でも、親がクルマで送り迎えするのが常識なので、クルマで過ごす時間が長かったし、車内で一緒に過ごすことで家族の絆が深まったと思います。カリフォルニア州では15歳半から運転免許の講習を受けることができて、16歳になると免許が取れるんです。それを見ていたので、日本に帰ってきてからは1日でも早く免許を取りたいと思っていました。でも15歳でお仕事を始めてから忙しくなってしまい、結局、教習所に通うことができたのは20歳になってからでした」 ただし、免許はなくても、西田さんの身体にはクルマ生活が染み込んでいたという。