《 ES 》 ハマリ度:9 グラフィック:10 サウンド:9 弱いからこそ、強くいられる。 本作のストーリーは、スタンダードな現代日本のファンタジー…誤解を恐れずに言ってしまえば、中二くさいものです。 「かつては最強」という設定にもかかわらず、バトル中の強さどころか、イベント中の力関係までも脆さが見える主人公・レヴィエル。か弱くてドジっ子で、にもかかわらず世話焼きであるが故にレヴィエルに付きまとう、見方によっては非常にウザくて足手まといなヒロイン・ルナ。 その他出て来るキャラクターは、ステロタイプな性格の者ばかりで、初登場の瞬間からラストの運命さえ読めてしまいそうです。 最も、本作ほど手の込んだ作品ならば、このステロタイプな設定は、決して短所とはなりえません。ステロタイプとは、転じて言えば王道。魅せ方一つで、ちゃんと感動的なストーリーとなるのです。 ■ 演出・グラフィック面 本作のグラフィ