http://h.hatena.ne.jp/machida77/243603194182069876 ナイフという道具の特性を考えると、それは、日本刀等の武器に比較して非常に軽量であり、長さも小さく、驚異的な切れ味を持つ、というものですから、いわゆる短剣取りの技法が実戦においてどの程度汎用的なものとなり得るのか、という疑問は、真剣に考えてしかるべき所であろうと思います。 これは同様に、近代格闘技における極めて洗練された近接の打撃技のテクニックにどう武術は対処出来るのか、という所とも繋がってくるでしょう。 黒田鉄山氏の言われるが如く、「型は実戦の雛形ではない」という主張は、武術の型を、身体制御機構を練磨するものと考えれば確かに尤もな部分もありますが、しかし、「じゃあ実戦ではどうするの?」という問いかけは、武術の目的、即ち、理不尽の暴力から身を護る術ということに照らしてもシビアなものです。実際