タグ

ブックマーク / inmymemory.hatenablog.com (7)

  • 月齢と朔望(月相)による月の和名一覧(満ち欠けによる月の名前) - 心揺々として戸惑ひ易く

    「世間(よのなか)は空しきものとあらむとぞこの照る月は満ち欠けしける」(万葉集 巻第三・四四二) 「つぎの夜から 欠ける満月より 14番目の月が いちばん好き」(荒井由実『14番目の月』) 古より日では月を愛でてきた*1。万葉の時代からユーミンに至る現代も、その幻想的で美しく夜空に浮かび上がる月が移ろう姿に思いを投影してきた。また、月が潮汐や人体のバイオリズム、生物の産卵、植物の生長などにも連動し影響を与えることを早くから知っており、旧暦を利用していた1872年までは、朔望(月の満ち欠け)により日付を把握した。今でも「月発ち(つきたち)」が「一日(ついたち)」となり、「月隠り(つきごもり」が「晦日(みそか=つごもり)」となり、と言葉は受け継がれているが、多くの月の和名は忘れられてしまった。そこで、改めて月齢順に並べてみると、月相によっては、月には非常に多くの別名があることが分かる。これは

    月齢と朔望(月相)による月の和名一覧(満ち欠けによる月の名前) - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 折り紙つき - 心揺々として戸惑ひ易く

    今は未だ、 言葉或いは行為が至らないことで、 あなたに誤解を与えて傷つけたり、 不快な思いをかけたりするかもしれない。 穴だらけの理論や主張の矛盾に ときに激しい反感を覚えるかもしれない。 怒りや憎しみが心を蝕み、 全てを放り出したくなるときだってあるだろう。 それでも。 伝えたい言葉があって、 繋がることを諦めずにいる限り、 氷解できる機会が得られる。 疑念のフィルターを外し、 互いの思いを信頼し、想像し合い、 言葉を紡ぎ合えば、 そこで見つかる配慮や期待を感じ、 更には強がり、不安、寂しさまでもを 思いやりを持って汲み取れば、 最後には、ごめんねと言い合える。 乗り越えた後は、試練の前よりも ずっと太い糸で繋がっている。 意味の無い試練は、きっと無い。 でも、そこに到達できる確率は、 恐ろしく低いのだと思う。 大抵は、決裂してしまうもの。 どちらか一方でも、わがままな思いを 押し付けよ

    折り紙つき - 心揺々として戸惑ひ易く
    keiseiryoku
    keiseiryoku 2012/12/20
    中島みゆきの『糸』が頭の中で流れ出した。
  • フィルム・ノワール映画ランキング ベスト150 - 心揺々として戸惑ひ易く

    1940〜50年代のアメリカ映画の素晴らしさを知らない人に伝えたくて、これまでもスクリューボール・コメディ映画、MGMミュージカル映画、メロドラマ映画ランキングを掲載してきた。 今回は映画のジャンルとしては定義が非常に曖昧なサブジャンル(というよりスタイル)であるフィルムノワールのベスト150作品を選んでみた。*1 順位は映画の優劣ではなく、FILM NOIRらしい特徴を強く持つ順とした。その為、ヒッチコック作品は一も入っていない。 犯罪映画にはミステリー、スリラー、サスペンス、アクション、ニューロティック、ハードボイルド、ギャングスター、バイオレンス、スパイもの、法廷もの、泥棒もの、詐欺もの等のサブジャンルがあるが、ここでは、スタンバーグ監督が先鞭をつけた1930年代のギャングスター映画(「汚れた顔の天使」「暗黒街の顔役」「彼奴は顔役だ」)を元祖とする500以上もある暗黒映画作品か

    フィルム・ノワール映画ランキング ベスト150 - 心揺々として戸惑ひ易く
  • 恋は愚かというけれど - 心揺々として戸惑ひ易く

    恋は人を愚かにする。 でも、愚かだからこそ、リアルで、刹那的で、いとおしい。 フランス映画恋愛ものは大抵は愚かそのもので、エリック・ロメール監督*1作品はそれをよく描いているし、往年の名画で描かれる男女も同じようなもので、『終着駅』*2のただならぬ陳腐さは驚愕に値する。 とはいえ、漂う哀切感を一笑に付せないのは、この悲恋という甘美な美酒に陶酔する喜びを一方では求めているからであろう。 恋心はかくも人を愚かにさせ、素直になれずに天邪鬼になったり、相手や自分を傷つけずにいられなくさせたりする。それでも時折、不意に当の思いが溢れ出て、言葉や態度に表出したとき、信じ難いほどの煌めきを放つ。 「ねえ、レン。」「ウン?」 「‥‥無理だよ、もう昔みたいにあんたとは暮らせない。あたしにも意地があるから。‥‥でもたまにこんな風に会って、抱き合ったり、お互いのこと話したりできたらいいなと思う。‥‥それでい

    恋は愚かというけれど - 心揺々として戸惑ひ易く
    keiseiryoku
    keiseiryoku 2010/04/24
    《若さはそれだけで美しいけれど、まだその輝きをどうやって活かしてよいのか分からず、意地とか見栄とかつまらないことで大切なものを失ってしまう》
  • フランス文学史(仏蘭西の小説、詩、演劇、評論の名作・作家まとめ)〜フランス象徴詩誕生の背景を求めて〜 - 心揺々として戸惑ひ易く

    フランス文学とはいわば人間像を探究した文学である。仏文学史上の表現で換言すれば、「モラリスト文学」であるのが特徴といえる。1588年のモンテーニュ『エセー』を嚆矢とし、パスカル『パンセ』、ラ・ロシュフーコー『箴言集』などによって、ブルジョワ貴族にみられる悲観的で厭世的な人生観を持つ性根を据えた。18世紀になってヴォーヴナルグが人間の内に潜む情熱が生み出す偉大な力を主張した。彼の"偉大な思想は心から来る"という人間の質を善として捉えた感性礼賛の楽天的思想は、ルソー『新エロイーズ』の爆発的な人気によって人々に広がった。小市民の立場から自由に描かれたその情緒纏綿たる感情表現と美しい自然描写は、サン=ピエール『ポールとヴィルジニー』、シャトーブリアンへと受継がれた。スタール夫人『個人と国民に及ぼす情熱の影響について』は古典主義的な厳格な規範によって抑制されていたフランスの人々の自我を解放し、情熱

    フランス文学史(仏蘭西の小説、詩、演劇、評論の名作・作家まとめ)〜フランス象徴詩誕生の背景を求めて〜 - 心揺々として戸惑ひ易く
    keiseiryoku
    keiseiryoku 2009/11/07
    ボリュームのあるまとめ。
  • 私家版・十大フランス文学・十大フランス詩・十大フランス演劇・十大フランス短編集・十大フランス哲学 - 心揺々として戸惑ひ易く

    かつて、id:idiotapeさんが書いた「私家版世界十大小説」を皮切りに好きな小説の記事を書くのが流行したことを、今でも時折思い出しては、当時の記事を読み返す。 あれからちょうど2年。振り返るのにはそろそろよい時期かと思い、この1年間で研究してきたフランス文学史の記事をアップする前に、文学史的ではなく個人的に偏愛する作品、フランス文学のおすすめ名作を、かつての私家版のように十冊ずつ選んでみた。 【フランス小説ベスト10】 ヴォルテール『カンディード』 カンディード 他五篇 (岩波文庫) 作者: ヴォルテール,植田祐次出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/02/16メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 69回この商品を含むブログ (64件) を見るボリス・ヴィアン『日々の泡(うたかたの日々)』日々の泡 (新潮文庫) 作者: ボリスヴィアン,曽根元吉出版社/メーカー: 新潮社発

    私家版・十大フランス文学・十大フランス詩・十大フランス演劇・十大フランス短編集・十大フランス哲学 - 心揺々として戸惑ひ易く
    keiseiryoku
    keiseiryoku 2009/11/06
    プラトンからベケットまで流石さすがの濃密リスト。もう会社辞めて読んじゃえ、な。
  • 先にブクマすることよりも、規則性あるはてブにすることを選んだ - 心揺々として戸惑ひ易く

    自分より先にブックマークをしている人をいつも凄いと思う。 個人サイトの類でこれはと思うものを発見して、 1ゲトずさー♪と思ってブクマしようとしたら、 既に“1user”になっていて“すげーなおい><”と唸ったことが何度もある。 そんな時はきまって、一体どんな人だろうと、その人のはてなブックマークを見に行くようにしている。 その人の他のブックマークもレアもの1user物件が ずらずら並んでいた場合はすかさず「お気に入り」に追加登録している。 そういう経験からMLMではないが、僕の中で少しでも人より先にブクマすることは、 早ければ早いほど自分の存在価値を高めることのように捉えていた。 実際、僕のコレクションには1user若しくは1getしたブクマが比較的多い。*1 その考えはつい最近変わることとなった。 2/7から2/19の間、僕は村上春樹関連の記事ばかりをブクマした。 その理由はここでは省略

    先にブクマすることよりも、規則性あるはてブにすることを選んだ - 心揺々として戸惑ひ易く
    keiseiryoku
    keiseiryoku 2009/02/04
    ブコメは、周囲のコメントを見る前に記述することにしている(例外多数)。そして周りを見て猛烈に消したくなるが我慢。二日もすれば、まぁいいか、と思うように。
  • 1