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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (93)

  • ガイアナで発見された肺のないアシナシイモリ | 5号館を出て

    ナショナルジオグラフィックの日語ページでおもしろい記事を発見しました。 肺の無い新種のアシナシイモリを発見 実は、サンショウウオやアシナシイモリで肺のない(退化した)種類はいくつか見つかっているのだそうで、今回のアシナシイモリは、肺のないものとしては2番目の発見になります。そういう意味では、昨年発見された肺のないカエルは大発見でした。 肺の退化したカエル まあ、カエルでさえ肺の退化したものがいるのですから、見たところミミズと見間違うほど細くて小さいアシナシイモリに肺のないものが見つかっても、それほど不思議ではないのですが、私はこういうニュースが大好きです。今日配信された目次メールで、すでに論文がオンラインで手にはいることもわかりました。 A new lungless caecilian (Amphibia: Gymnophiona) from Guyana

    ガイアナで発見された肺のないアシナシイモリ | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/11/23
    変わった生き物がいるもんだな。
  • がんにならないハダカデバネズミの秘密の遺伝子 | 5号館を出て

    思わせぶりなタイトルを書きましたが、解説記事のタイトルもそうなっているので、ご容赦を。 Secrets of a cancer-free rodent がんの恐怖から解き放されたネズミの秘密 もう一つはこちらです。 Scientists Discover Gene That 'Cancer-proofs' Naked Mole Rat's Cells 科学者がハダカデバネズミでがんを防止する遺伝子を発見 ハダカデバネズミって、日でもかなり有名になったので、ご存じの方も多いと思いますが、砂漠の地下に住む社会性(生殖しない個体がいるので「真社会性」と言うのだそうです)ネズミです。こちらにRochester大学提供の写真があります。(Credit: Image courtesy of University of Rochester via Science Daily) 原著はオープンアクセスで

    がんにならないハダカデバネズミの秘密の遺伝子 | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/11/05
    p16とかp27とかCKIが働いているのかー、ふーむ。/まだゲノム配列の解読はされていないみたいだけど、いろいろ気になる動物なので、そういった面で研究が進んでほしい。
  • 哺乳類トガリネズミと爬虫類ドクトカゲの毒タンパク質の収斂進化 | 5号館を出て

    毒を持つ哺乳類は数少ないのですが、前にハイチソレノドンという巨大な毒をもつトガリネズミ(?)を話題にしたときにcomplex_catさんから「毒を持つ哺乳類には,いわゆる単孔類に属するカモノハシと,この虫類に属するブラリナトガリネズミ Blarina brevicauda がおります」と教えていただきました。今回はまさにそのブラリナトガリネズミの登場です。 こちらがブラリナトガリネズミです。かわいい顔をしているので、まさか毒があるとは思えないところが危険です。 (CC) Wikimedia このトガリネズミの毒は唾液腺から出される強いタンパク分解酵素活性を持ったカリクレインと呼ばれる酵素に似ており、もともとはおそらく消化酵素として使われていたものが毒に進化したもののようです。酵素が毒に変わった時に起こった変化を調べてみると、酵素のタンパク分解活性中心付近にいくつかのペプチド配列(遺伝子で

    哺乳類トガリネズミと爬虫類ドクトカゲの毒タンパク質の収斂進化 | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/11/05
    毒性の科学ってのも面白いんだよな。
  • 今年最高のサイエンス・ライティング | 5号館を出て

    NewScientist のオピニオン欄に、今年最高のサイエンス・ライティングというタイトルの記事があったので、早速のぞいてみました。 The best of this year's science writing ところが、期待に反してそこには今年最高のサイエンス・ライティングの記事が紹介されているのではなく、3冊の新刊が紹介されていただけでした。 Book information The Best American Science Writing 2009 by Natalie Angier Published by: Ecco Price: $14.99 Book information The Best American Science and Nature Writing 2009 by Elizabeth Kolbert Published by: Houghton Miffl

  • タミフルがカモの泳ぐ京都の川で検出された 【追記 Nature blogでも取り上げ】 | 5号館を出て

    にとってとても重大なニュースだと思うのですが、なぜか海外から聞こえてきました。 Excreted Tamiflu found in rivers ヒトが排泄したタミフルが川で検出されたIf birds hosting flu virus are exposed to the waterborne pollutant, they might develop drug-resistant strains, chemists worry もしも、その川にいるトリがインフルエンザウイルスに感染していて、このタミフルにさらされたら、タミフル耐性のインフルエンザになる可能性があると、化学者が警告 Credit: PhotoXpress 科学と市民のための協会(Society for Science & the Public)が出している ScienceNews のサイトに出ています。 しかも、その

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  • Nature がついにオープン・アクセス・ジャーナル発刊に踏み切る - 5号館のつぶやき

    NatureとScienceだけは、雑誌を購読していない読者には決して記事を読ませないというポリシーを貫き続けていたのですが、その一角であるNatureがくずれることになったかもしれません。最初の発表は、読者向けに出されたメールであったようです。 NPG's annual letter to customers (2009) Nature出版グループからお客様へのお知らせIn April 2010 we will introduce Nature Communications, an online-only peer-reviewed journal offering rapid publication for high-quality research across the biological, chemical and physical sciences. Nature Commun

    Nature がついにオープン・アクセス・ジャーナル発刊に踏み切る - 5号館のつぶやき
  • 大学教員と博士後期課程学生の研究時間減少と論文の質低下 | 5号館を出て

    の論文、「質」9位に転落(朝日コム) 日の科学系論文の質の向上が最近10年間頭打ちで、質を示す指標は4位から9位まで落ちたことが学術情報会社「エルゼビア・ジャパン」の調査で分かった。論文の数も2位から5位に転落した。 この指標の意味するところがはっきりしませんので、踊らされたくはないと思うのですが、その指標で比較する限り日が9位に落ちて、後ろに控える「中国は10位のままだが、指標は0.182から0.400に急上昇し、日に迫っている」ということは言えます。 この記事の最後に、この「指標」を出している会社の方のコメントが出ています。 エルゼビア・ジャパンの三木律子代表取締役は「論文の質の向上には数の増加が必要だが、日では増えていない。国立大学の法人化で研究者が雑務に追われ、研究時間が減ったことが影響しているのではないか」と話している。 まあ、そういうこともあるかもしれないと思ってい

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    keloinwell
    keloinwell 2009/09/17
    なんかしょんぼりしてしまうな。確かに周りを見ていても雑務が多いとは思う。
  • これで基礎科学力が強化できるか | 5号館を出て

    しばらく前に、北海道にある国立大学の先生からメールをいただきました。8月上旬づけで「基礎科学力強化に向けた提言」及び「基礎科学力強化総合戦略」なるものが文科省の方で策定されたようですが,ご存知でしょうか。 URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/08/1282822.htm 文科省サイトで発表された提言および戦略については読んではおりませんでしたが、当時新聞などで「大学院博士後期課程の学生に給与支給を」というような記事で、この提言のことが取り上げられたように記憶しております。 メールをくださった先生は、「なかなか夢のある提言なのですが,これの効果について」どうなのかを、さまざまな方のご意見を聞いたり、議論をしたいということでした。おそらく、以下のところからたどることで全体像が見えるようになっているのだと思います。 ◎「基礎科学力強化に向けた提言

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  • 乳糖耐性遺伝子変異はいつどこで起こったがが推定された | 5号館を出て

    USA TODAY に我々日人(東洋人)と欧米人の常識の違いがわかるおもしろい記事がありました。 Sixty percent of adults can't digest milk (全人類でみると大人の60%がミルクを消化できない) このタイトルを見ると、日人ならば「あたりまえじゃない」とか「もっと多くのヒトがミルクを飲めない」とか思うかもしれませんが、アメリカ人にとっては「そんなにたくさんのヒトがミルクを飲めないなんて、信じられない!」というニュアンスなのです。 (C) photoXpress ほとんどの哺乳類は子どもの時にはミルクを飲みます。もちろん、母乳です。ヒトを除くと、大人になってもミルクを飲む動物はいませんので、大人になるとミルクを分解する必要はありません。無駄なことはしないのが生物ですから、ほとんどの哺乳類ではミルクを飲み終わる時期を過ぎると、ミルクの糖成分である乳糖を

    乳糖耐性遺伝子変異はいつどこで起こったがが推定された | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/09/03
    "7500年前頃に中央バルカンと中央ヨーロッパの間あたりで起こり、前ヨーロッパに広がっていったというコンピューターシミュレーションによる結果が出ています。"
  • イヌの毛のパターンは3つの遺伝子の組み合わせで決まる | 5号館を出て

    Science誌の速報版、Science Expressに載っている論文です。 Published Online August 27, 2009 Science DOI: 10.1126/science.1177808 Science Express Index REPORTS Submitted on June 16, 2009 Accepted on August 14, 2009 Coat Variation in the Domestic Dog Is Governed by Variants in Three Genes 著者はEdouard Cadieu 他たくさんの方々 膨大な数のイヌの遺伝子を解析して、その毛のパターンを決める遺伝子を探したところ、基的にたった3つの遺伝子の組み合わせで決まるという結果を示したものです。 解説記事がBBC NEWSにあります。 Variet

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  • ドーキンスが聖職者と和解 | 5号館を出て

    Nature のブログ The Great Beyond にちょっとおもしろそうな記事が出ています。 Dawkins agrees with priest on evolution - July 28, 2009 ドーキンスが牧師(イギリス国教会では、聖職者を牧師と呼んでいるのかどうかはよく知りませんが、聖職者のことです)と合意したというタイトルですが、要するにイギリスの小学校で進化の教育をするようにという提言文書にドーキンスだけではなく、キリスト教牧師である大学教授(Reverend Professor)の Michael Reiss という人も署名したというニュースです。 私は、この Michael Reiss という教授のことはよく知らなかったのですが、昨年イギリスの科学学会であるロイヤル・ソサエティの科学教育部門の理事かなにかの職に就いていたにもかかわらず、自らの信仰にもとづいて創

    ドーキンスが聖職者と和解 | 5号館を出て
  • 「日本の生物学教育はヒト生物学と統計学が欠けている」 | 5号館を出て

    Biotechnology Japan ではヘッドラインしか読めないのですが、興味深い記事が載っていました。 「日の生物学教育はヒト生物学と統計学が欠けている」、筑波の生物学オリンピックで齋藤淳一・日本代表団チームリーダー 「生物学教育のカリキュラムは国によって内容が異なるので、国際生物学オリンピックでは、キャンベル生物学(Campbell/Reece BIOLOGY)を出題の準拠にしている。日に欠けているのは、ヒトの生物学と統計学の2分野だ」。 先日の国際生物学オリンピックでは、参加した4人の日人高校生のうち、一人が日人として初の金メダルを取るという快挙を達成したほか、残りの3名も全員が銀メダルという優秀な成績でした。 まあ、日でやったというアドバンテージもあったでしょうし、参加した世界の高校生221人のうち、金メダルは成績上位の約10%、銀メダルはそれ以下の約30%までに与え

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  • 遺伝子組み換えで飼い慣らしたアデノウイルスでがん治療(マイクロRNAの賢い利用法) | 5号館を出て

    ScienceDaily (May 25, 2009) Virus Tamed To Destroy Cancer Cells But Leave Healthy Cells Unharmed ウイルスによるがん治療の試みというのは、私が想像していたよりもはるかに進んでいたようです。上のサイエンスデイリーのニュースで解説されている原著論文はPLoS PATHOGENSで全文を読むことができます。 Cawood R, Chen HH, Carroll F, Bazan-Peregrino M, van Rooijen N, et al. (2009) Use of Tissue-Specific MicroRNA to Control Pathology of Wild-Type Adenovirus without Attenuation of Its Ability to Kill Ca

    遺伝子組み換えで飼い慣らしたアデノウイルスでがん治療(マイクロRNAの賢い利用法) | 5号館を出て
  • ダウン症のヒトが「がん」にかかりにくいことの原因遺伝子解明 | 5号館を出て

    21番染色体が3になることによって引き起こされるダウン症では、白血病などの血液性のものを除くと多くの固形がんの発症が有意に低くなることが大規模な疫学的調査から証明されています。他に糖尿病性網膜症やアテローム性動脈硬化などの血管関係の病気が少ないことも知られています。 21番染色体上には231個の遺伝子があることが明らかにされており、その中に原因遺伝子があると考えられます。例のでも言及してありますが、マウスでヒトの21番染色体に相当する16番染色体を3持ったマウスを使って実験したところ、不思議なことにEts2というがんを作らせる原因として知られているがん遺伝子(発がん遺伝子、がん原遺伝子)が、過剰に働くことによってがんが起こりにくくなるという、一見不思議な論文が去年の一月に出ています。 Nature 451, 73-75 (3 January 2008) doi:10.1038/nat

    ダウン症のヒトが「がん」にかかりにくいことの原因遺伝子解明 | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/05/22
    確かに、アメリカから出てくる論文はiPS細胞みたいなキャッチーな内容をこれでもかってぐらい含んでますね。
  • 偽装雑誌の拡大とエルゼビアの謝罪 | 5号館を出て

    TheScientist は、おもしろいですね。例の偽装雑誌事件の続報が出ました。 News: Elsevier published 6 fake journals (最初の記事では7誌となっていましたが、訂正 「エルゼビアは6つの偽装雑誌を出版していた」) 今度の矛先は、メルクよりはエルゼビアになっています。TheScientistの取材に対して、エルゼビアの広報担当がe-mailで明らかにしたところによると、エルゼビアのオーストラリア部門では2000年から2005年にわたって、例の Australasian Journal of Bone and Joint Medicine 以外に、同じように一般の査読付きの学術雑誌を偽装したものを5誌(あわせて6誌)出していることがわかりました。 the Australasian Journal of General Practice the Au

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  • ネアンデルタール人には少なくとも3つの「人種」がいた | 5号館を出て

    EurekAlert!に載っているPLoS ONE のプレスリリースによると、3万年から10万年くらい前にヨーロッパから西アジア・中東に住んでいたネアンデルタール人には、少なくとも3つの「人種」(サブ・グループ)があったらしいことが遺伝子レベルでも確かめられたようです。 Study confirms 3 Neanderthal sub-groups Press release from PLoS ONE 掘り出された骨格の比較から、ネアンデルタール人には西ヨーロッパ系、南ヨーロッパ系、そしてバレンシア系とよばれるグループがいると提唱されていました。 今回12人のネアンデルタール人の遺骸や遺骨から得られたミトコンドリアなどのDNA分析の結果をまとめ比較すると、今まで知られていた3つの人種以外に西アジアに第4のグループも板居たらしいことが示されました。 元論文はもちろん PLoS ONE です

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  • ツボカビとたたかうカエルの免疫システム | 5号館を出て

    でも2-3年前にツボカビの脅威が問題になったことがありますが、その後はそれほど深刻な事態の報告はあがってきておりません。一方、世界的にはまだまだツボカビが両生類を絶滅させるのではないかという論調の記事が時折出ています。 そんな中で、カエルやイモリといった両生類もなすすべもなく一方的にツボカビにやられ、どんどんその数を減らしているなどということはないという論文が出されました。 まずは、EurekAlert!のリリース記事で知りました。 Amphibians may develop immunity to fatal fungus 両生類は致死性のカビに対して免疫になりうる 書いてあることは、要するに両生類もツボカビに対する免疫状態を獲得して抵抗力をつけることがあるという研究結果です。元論文はBioScienceという学術雑誌に出たものなのですが、それを発行しているAmerican Ins

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  • アルビノのゾウ | 5号館を出て

    ピンクというよりは、肌色という感じですが、どうやら黒色素を欠いたアルビノ(白色変異)のようです。 動物のアルビノは目が赤いかどうかで見分けられるのですが、他の写真に写っている子象を拡大して見ると、確かに目は赤いようです。 記事にもアルビノだと書いてあるので、おそらくそうなのでしょう。アフリカゾウでアルビノはとても珍しく、しかも過去にも子象でしか見つけられたことはないとのことで、アフリカという強い太陽とたくさんの肉の捕者のいる環境では、紫外線によるダメージと捕者に見つけられやすいということから、成体になるまで生き残るのは難しいようです。 ただし、この子象のいる群れは捕者から隔離された、樹木も多く、いつでも泥浴びのできるデルタ地帯の中に住んでおり、さらに子象はいつも母親の作る影の下にいるように行動していることから、運が良ければ大人になれるかもしれないと書いてあります。そう簡単なことでは

    アルビノのゾウ | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/03/21
    かわいい。そして生き残ってほしい。
  • ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て

    動物の化石というと、恐竜を筆頭に脊椎動物の骨の化石やサンゴの骨格や貝殻などのようにカルシウムなどを含む硬い組織だけが(もちろん他の鉱物などに置換されることも多いのですが)保存されるのが普通です。しかしながら、そうした硬い組織を含まないものでも「幸運」が重なると何千万年、何億年も残ることがあります。タコの化石はそうしたものの中でも特に保存されにくいものと考えられており、中生代以前のタコの化石は現在に至るまでたった1例しか報告がありません。しかも、それは100年以上前の1896年のものです。 古生物学の専門誌 Palaeontology の最新号に載った論文には、そんな珍しいはずのタコの化石がレバノンの石灰石の中から一気に5匹分も発見され、そのうち3種が新種として報告されています。9500万年前の地層に埋まっていたこれらのタコは、現存のタコとほとんど同じ吸盤のある8足という姿形をしており、墨

    ありそうもない化石が掘り出された | 5号館を出て
    keloinwell
    keloinwell 2009/03/19
    タコの化石。
  • 黒いハイイロオオカミはイヌから遺伝子を受け継いだ | 5号館を出て

    今日出たScienceの表紙には、普通のハイイロオオカミと黒いハイイロオオカミが遠吠えしている写真が出ています。「シートン動物記」に収録されている「オオカミ王ロボ」に出てくるオオカミはハイイロオオカミだそうですが、今や絶滅が心配されている種でもあります。 イヌの毛の色を黒くする遺伝子は、defensinという免疫関連タンパク質の変異によって起こるという論文が2007年の11月30日号のScienceに載っていて、ゼミで紹介したので覚えていました。 今回Scienceの表紙になった論文では、色の黒いハイイロオオカミや黒いコヨーテを調べてみたところ、イヌと同じ変異遺伝子を持っていることがわかったということが述べられています。 Molecular and Evolutionary History of Melanism in North American Gray Wolves イヌもコヨーテも

    黒いハイイロオオカミはイヌから遺伝子を受け継いだ | 5号館を出て