「桜宮高体罰」 大阪市立桜宮高体育系学科の入試中止で、府立高の定員増についての協議を終え会見する関係者ら。右から、長谷川恵一市教育委員長、橋下徹市長、松井一郎府知事、陰山英男府教育委員長=24日、大阪市役所(門井聡撮影) 大阪市立桜宮高校が体育系2科の入試募集中止を受けて大阪府立高校の体育科の定員増を話し合った24日の会議で市教委の長谷川恵一委員長が府教委側に「自分の体育科も調査を」などとかみつく一幕があり、橋下徹市長は25日、市教委に対して「(体罰問題への対応で)失敗したのに分かっていない。謙虚さが足りない」と痛烈に批判した。 会議は24日昼前、市役所で始まった。冒頭、府教委の陰山英男委員長が「桜宮について一言、二言を申し上げたい」と述べ、市教委がまとめた桜宮高の改革プランをやり玉にあげた。 プランでは勝利至上主義に基づく指導を排除することなどが盛り込まれた内容だが、陰山氏は「(体罰問題