格差社会を考える 『致知』2006年9月号に「歴史の教訓 渡部昇一」91〜93頁、が載っていました。 格差について考えてみたいと思います。 以下、関係するところをピックアップしてみました。 「格差をなくそうとすればみんな底辺で平等になる」 (略)日本は悪い方向に向かっているのだと思わせたい輩が後を絶たない。この連中が呪文(じゅもん)のように口にするのが「格差社会」である。 (略)経済アナリストの森永卓郎氏も、そういう1人である。 (略)森永氏は格差の拡大をしきりに言い、その対策としていかにも大胆な新説であるかのように、相続税を100パーセントにせよと主張した。 そこで私は、相続税100パーセントはもう100年以上も前に唱えられた古びた手法で、しかもそれが間違いであることはすでに証明されていると述べた。 誰が相続税100%を言ったのかと森永氏が聞くので、マルクスが「共産党宣