テック系メディア「TechCrunch」やガジェット系メディア「Engadget」を抱えるAOLオンライン・ジャパン。このメディア企業の核を務めるAOLで「AOLニュース」編集長を務めるのが恩納力氏だ。ネットメディアながら、独特の価値観を持つ恩納氏に話を聞いた。 月給8万円、今でいうブラック企業で働いた Q恩納さんはもともと社会人は記者として始まったのでしょうか。 卒業後、記者とは畑違いの極めて怪しい会社に入社しました。就職活動を全然せず、中学高校の教員免許を取ったらどこにでも就職できるだろうと思っていたのが甘かった。「やばい、どこかに就職しなきゃ」と思った時は既に遅し。適当に入った会社が今で言うところのブラック企業みたいなところだったんです。 朝7時半出社で、便所掃除だの、お茶出しだのでかり出され、月給は8万円。 1年後にソフトウエア開発会社に転職しましたが、そこも結構なブラックでした。