<この記事はDigital Xpress 2001 Vol.8(4-5月号)に掲載されたものです> 前回、名前空間にXML Schemaがどのように対応しているかの説明を行いました。今回はその続きとして、まず、名前空間に属さない要素や属性について解説します。そして、その後、名前空間接頭辞の付け方についてグローバル/ローカルな要素や属性というXML Schemaの新しい考え方について説明します。 名前空間のないスキーマ文書? 前回の記事では、xsd:schemaにおいてtargetNamespace属性を指定することによって、そのスキーマ文書で定義した要素や属性が、どの名前空間に属すものなのかを宣言すると説明しました。 【スキーマ文書-memo.xsd】 <?xml version="1.0"?> <xsd:schema xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/X