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ブックマーク / essa.hatenablog.com (26)

  • 毎日野菜を摂取するようにいいニュースを継続的に摂取 - アンカテ

    私は、なるべく野菜の多く入ったメニューを意識的に選ぶようにしているのだが、それと同じような感覚で、毎日、Enlightenment Nowというを少しづつ読んでいる。 Enlightenment Now: The Case for Reason, Science, Humanism, and Progress 作者: Steven Pinker出版社/メーカー: Viking発売日: 2018/02/13メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る これは、まだ日語訳は出てないが、このブログに、章ごとの詳細な要約がある。 B073TJBYTB の検索結果 - shorebird 進化心理学中心の書評など 「ファクトフルネス」と似たようなだが、もっと厚くて「どう言う観点から見ても世界は良くなっている」としつこくしつこく言い続けてるだ。 FACTFULNESS(ファ

    毎日野菜を摂取するようにいいニュースを継続的に摂取 - アンカテ
  • Webの次はすでにいつでもそこにある - アンカテ

    Webが死につつあると最近よく聞くようになってそうかもしれないと思いかけたが、IPFSを知って考え直した。 と言っても、IPFSがHTTPを置き換える未来を確信した訳ではない。ホワイトペイパーを眺めてみて、「最近は革命もお手軽にできるようになったもんだな」と思ったからだ。 IPFSの構想は壮大だが、その技術はすでによく使われているものの使い回しだ。DHTベースのP2P, BitTorrentベースのファイル転送、gitとほぼ同じデータ構造の組み合わせで、Filecoinという仮想通貨ベースのシステムで、データの永続性のためのインセンティブを与えるということらしい。 実装に使われたGo言語も含めて、全てしっかり実証された技術だけを使っているので、これはうまくいくだろうと思った。 しかし、たとえば、公開鍵暗号とか表計算のような、物の天才のヒラメキは感じない。誰でも思いつきそうだし、ちょっと腕

    Webの次はすでにいつでもそこにある - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2019/03/20
    GAFA(MAT)による寡占化はベンダーロックインが問題だと思っているので表題のあたりの話とはどうもずれている気がする。
  • コンピュータシステムのサマータイム対応を巡る二つの楽観論 - アンカテ

    いきなり来年から日でサマータイムを導入するという話が出てきて、私には到底実現できない話としか思えなかったが、自民党の少なくとも一部の方々は気で考えているようだ。そもそも、私にはメリットがどこにあるのかわからないがそれは置いておいて、コンピュータシステム側の対応が非常に困難であるということを、なるべく一般の方にわかるように説明してみたいと思う。 5chとツィッターを眺めて見ると、同業者の人は私と同じ意見が多数であるように見えるが、一部楽観的に見ている方もいるのに驚いた。何事にもいろいろな見方があるので、賛否両論の意見があって議論していけばいいことではあるが、その楽観論を見ていると、全く違う立場の二種類の楽観論がある。何がなんでも自分の立場が正しいと主張する気はないが、この二種類の楽観論が絶対両立しないことは確かで、ここだけはハッキリしておかなければならないと強く言いたい。 最悪のケースは

    コンピュータシステムのサマータイム対応を巡る二つの楽観論 - アンカテ
  • 今はコードがお偉いさんなんだからMOBは雁首揃えろって話 - アンカテ

    技術なきマネジメントの衰退とその対策 - メソッド屋のブログ Mob Programmingって初めて聞いたけど、とてもいい方法に思える。 コードを書く時に、今現在の仕様はわかっていたとしても、今後どうなるか、どういう方向に発展するのか気になって、ビジネス的にその分野に詳しい人の所に聞きに行ってから書きはじめることがあるし、性能的に大丈夫かDBに詳しい人の意見を聞いたり、何か迷った時に過去のプロジェクトで似たようなケースをどっちの方法で解決したか調べたりすることもある。 書き出すとすぐ終わる短いコードでも、書き出す前に、聞きにいったり議論したりする時間が随分かかっていることもある。この時間をかけないと、結局、後で変更になるので、先に聞きにいくのがベターなんだが、チーム全員集まってひとつのコードを書けば、そういう時間を省略できるような気はする。 だから、これが生産性が高いということは感覚的に

    今はコードがお偉いさんなんだからMOBは雁首揃えろって話 - アンカテ
  • 偽りの共同体ゲームを破壊する為にいじめ加害者を理解する - アンカテ

    こころ世代のテンノーゲーム - アンカテのいじめ対策案はぬるいどころか最悪である いじめ問題の解決を見て傍観者が不安になるような解決方法が正しいアプローチであるについて、id:umetenさんから強烈な批判をいただきました。 問題のエントリは、基コンセプトを提示するのが主題であって、私としては、すぐに実行可能な具体的な対策案までブレークダウンしたものを提示しているつもりはありません。 「濃縮された毒を再度社会に投げ返すようなアプローチ」とはこういう意味で、いじめ問題が解決した時に、我々が納得して安心してしまうような解決は当の解決ではない。解決によって当事者は安心しても、それを見ている無関係な我々の間に言いようのない漠然とした不安感が湧き上がってくるような解決が当の解決だ。 だから、この部分に同意してもらえるかどうかが一番重要です。そこに同意してもらえるなら、戦術レベルで多少問題があっ

    偽りの共同体ゲームを破壊する為にいじめ加害者を理解する - アンカテ
  • 「盗聴」という言葉が死語になる日 - アンカテ

    WhatsApp、全てのプラットフォームのエンドツーエンド暗号化を完了 | TechCrunch Japan あまり話題になっていないが、これはすごく大きなことだと思う。 end-to-end encryption というのは、それほど目新しいことではないし、メッセージングでこれをサポートしたのも、WhatsAppが最初ではない。技術的に見て画期的なこととは言えない。 しかし、facebook傘下で、10億人のアクティブユーザを抱えるベンダーが、原則として全てのユーザに対してデフォルトでこれをサポートすることの意味は大きい。 今までは、暗号化ソフトは沢山あっても、普通の人はそういうものを使わなかった。わざわざそういう面倒くさいものを使うのは、犯罪者かテロリストだけだ、は言い過ぎだけど、たとえば、普通の捜査で確度の低い情報からある容疑者を探し出したとする。そいつが暗号化ソフトで通信してたら、

    「盗聴」という言葉が死語になる日 - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2016/04/14
    関連エントリに量子化インターネットの話が出ているのが示唆的。
  • 10000人対1人のウォーリーを探せ - アンカテ

    「小学4年生」でないことを証明していくツイッターの集合知が凄い - さまざまなめりっと という記事を読んでいて、自分が昔書いた記事を思い出した。 ネットの中で何かをするということは,ある意味で負けることが決まっている勝負に挑むようなものです。(中略) それは,1万人対1人で「ウォーリーを探せ」をやるようなものです。 ある主張の中の論理の穴や,あるメッセージの中に含まれた誤解の可能性がウォーリーだとしましょう。書く側,発信する側は一人きりでその穴を探して埋めていくわけですが,読む側,受け取る側は何千人,何万人といて,そのうち誰かは先にウォーリーを見つけてしまうわけです。 ネットが万能だとは思わないが、問題の形によっては、すごい力を発揮する。上の記事に引用されたツィートを見ていると、フォントとか妖怪ウォッチとか、世の中には自分には思いもよらないことに着目する人がいるものだと感心してしまう。 指

    10000人対1人のウォーリーを探せ - アンカテ
  • 東電を責めるな! - アンカテ

    結局、事故を起こした原発の処理は、完全試合を要求されたピッチャーのようなものだ。一つのミスも許されない。普通「一つのミスも許されない」という言葉は、一つや二つのミスが許される場面で使われるが、この場合は文字通り、一つのミスも許されない。 確かに、報道されている内容はお粗末な話ばかりだ。だがこれが、「限りあるリソースを燃料の冷却処理に優先して割りあてる」という決断の結果であったなら、少なくともその決断自体は正しい決断で責めるべきではないと思う。事故起こした1号機から3号機の炉内と、核燃料プールの冷却が止まることは、タンクからの漏出よりはるかに大きい問題を起こす。 もし、最初から「燃料棒の外に出た燃料を○○年間冷却する施設を作れ」と明確な要件を与えてあれば、立地からひとつひとつの部品から材料から全部吟味して、何十年も人が近づけない燃料を冷却し続けるプラントを作ることはできるかもしれない。 しか

    東電を責めるな! - アンカテ
  • 日本教と原子力問題 - アンカテ

    原子力問題の中核には日教という問題があると思う。 山七平の「空気」 阿部謹也の「世間」 河合隼雄の「中空構造」 岸田秀の「内的自己と外的自己の乖離」 井沢元彦の「言霊」 この人たちをはじめ、多くの人が日人の精神構造とそこから来る社会の構造に、何か独特の要素があることを指摘してきた。このエントリでは、それらを総称して「日教問題」と呼びたい。 この日教問題がある為に、他の国や他の社会と比較して、日人は以下のことが苦手になる。 自由闊達な議論 危機的状況でのトップダウンの意思決定 科学的な論理に基く客観的な状況判断 原子力のような巨大技術を扱う時に、これが深刻な問題となる。 そして、一番まずいのが、こういう日独特の社会構造を分析することを拒む構造が日教問題そのものの中に、深く埋めこまれていること。 それを象徴するのが、マル激の小出裕章さんへの次のインタビューだ。 この中で小出さん

    日本教と原子力問題 - アンカテ
  • 重なりあうコミュニティの空気とパブリックな空間のルール - アンカテ

    SIerというのは、もともと、特定の組織の中で使うコンピュータシステムを開発する会社だった。だから、SIerにとってのお客様は、システムのユーザではなくて、システムのオーナーだ。 その原点から考えると、このプレスリリースが少しだけ理解できる。 弊社「図書館システム」について | MDIS 弊社が納入しております図書館システムの一部で、大量アクセスによりつながらない、またはつながりにくい状態が発生し、ご導入いただいた各図書館様ならびに一般利用者の方にご心配をおかけいたしました。 弊社システムご利用の図書館様に現在、弊社営業窓口より個別にご説明、ご相談させていただいております。 弊社は、操作性や利便性の向上とともに、インターネットを含めた利用環境の変化への対応など、より信頼性の高い製品作りに今後とも努めて参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。 企業が最初に目を向けるべき相手は顧客であり、

    重なりあうコミュニティの空気とパブリックな空間のルール - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/09/17
    librahack事件と東氏がカンニング告白をQTした件を批判した件とはパブリックを知らぬという意味で同じという話。後者の批判に同調した自分にはこれを読むのは難しい。
  • librahack問題とホメオパシー問題はどちらも専門家コミュニティと社会とのコミュニケーションの問題 - アンカテ

    タイトルで言い尽くしてしまっているので、twitterに投稿した方がよかったかもしれないけど、構造に共通点があるように感じた。 専門家コミュニティ内部の議論としてはほぼ解決している問題 しかしその結論を社会全体の合意とすることができてない 感情的反発があるが議論の論点がなかなかかみあわない librahack問題は、直接、社会 VS 専門家という対立構造にはなっていないが、警察や図書館が「クローラを作成した人にも問題があった」という無理な強弁をするのは、漠然と世論の消極的な支持は得られるだろうという読みがあるように感じる。そして、その読みは、それほど間違ってないように私は感じる。 だから、これは私の(被害妄想的な?)印象論でしかないが、いくつかある明解な問題の背後に、底流として、世論が専門家コミュニティに対して抱く漠然とした不信感があるように思うのだ。 ホメオパシー問題もいろいろな角度から

    librahack問題とホメオパシー問題はどちらも専門家コミュニティと社会とのコミュニケーションの問題 - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/08/31
    ここでは戦略論の話をしていると読み取ったが、池上彰さんがその分かりやすい解説でもてはやされているのを見るにつけ戦術レベルにまで落としこめるような気もするのだが。
  • 「まとも」への解毒剤としてのウィルバー - アンカテ

    ケン・ウィルバーとは何者かということをものすごく乱暴に言うと、「賢い宗教とは何か」ということを研究している人である。 現代は、賢い科学とアホな宗教の支配する時代である。今の科学は随分賢いが、昔の科学は、占星術や錬金術のようなアホな科学だった。科学はそこから随分発展したが、宗教はその時のアホなレベルで留まっている。 当だったら、もっと賢い宗教が出て来るべきなのだが、アホな宗教が氾濫しているので、宗教はそもそも全部アホだと思う人が多くて、「賢い宗教」とは何かをみんなイメージできない。 「賢い宗教」とは科学的な宗教かと言うとそうではない。科学にもアホな科学と賢い科学があるし、そもそも科学とは宗教とは別のジャンルである。 ウィルバーは、この乱暴な話に出てくる「アホ」「賢い」とか「別のジャンル」ということを徹底的に研究した。 「アホ」とか「賢い」とかおおざっぱな言葉で言うと話がまとまらないので、「

    「まとも」への解毒剤としてのウィルバー - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/08/20
    「インテグラル・スピリチュアリティ」の書評。この本は読んでみたいけど高いなおい。
  • ネットの管理は分散でいくべきじゃないだろうか? - アンカテ

    ここ数日で、今後数年のネットを左右しそうなニュースが連続して来ている。 TwitterのつぶやきにMIDIや顔文字の埋め込みも可能に − @IT 【レポート】米Apple、「Concert Ticket +」による電子チケット販売で特許申請? (1) iPhone/Macを使った電子チケット販売 | パソコン | マイコミジャーナル Tech Wave : 【解説】Google時代の終焉宣言するFacebook新戦略【湯川】 最初のは、Twitterの「アノテーション」という新機能の発表。 「アノテーション」とは、140文字のつぶやき一つ一つに、プログラムで処理できる任意のデータを埋めこめるという話。「任意」というのが重要で、ネットの重要な技術は「任意」という言葉がつきもの。 たとえば、「つぶやきに位置情報を埋めこむ」と言われると、そのデータが何に使われどの程度の広がりを持つ話なのか、誰に

    ネットの管理は分散でいくべきじゃないだろうか? - アンカテ
  • 新人技術者に贈るネットを理解する為の教科書5冊 - アンカテ

    皆さんが社会の中心になる15年後には、今存在しない会社が一位で、おそらく今存在しない業務をしている 先日公開したスピーチのメモのこの部分にたくさんの人から言及をいただきました。 私もこれが、今から仕事をする人に一番強調しておくべきことではないかと自分でも思っています。 今、ネットを引っぱっている企業の多くは、15年前には生まれてない会社です。唯一の例外は、1977年に創業したアップルですが、これも、今のアップルは、一度会社を追われ97年に復帰したスティーブ・ジョブズが、その時点で改めて創業し直したと見てもいいような気がします。iPodが作られたのはその後です。 ネットの進化する速度は、どんどんスピードアップしていますから、ここまでの15年と比較して、これからの15年の進化がゆるやかになるとは思えません。15年後にこの世界を率いている企業は、これから生まれる企業になるというのは、過激な極論で

    新人技術者に贈るネットを理解する為の教科書5冊 - アンカテ
  • 河合隼雄がタクシーに乗ると運転手が身の上話を語り出す - アンカテ

    こころと脳の対話 河合隼雄さんと茂木健一郎さんの対談集であるこのにこんな話が出てきます。 河合: ときどき起きるのは、僕の乗ったタクシーの運転手さんなんかが、むちゃくちゃに身の上話なんか始めるんですよ。 茂木: エーッ!そりゃおもしろい話ですね(笑) 河合: タクシーに乗るでしょう。すると「私は、当は別の仕事をしていたんですよ」とか話しだすんです。それで僕が「へえ〜」とかいうとね、ブワーッと話が続いてきてね。それで、曲がり忘れたりね(笑)。まるっきり違うとこに行ってたりするんです。そこでメーターを倒して、「ここからタダで行きますから」とかいって(笑)。そのあいだ、もうずっと、身の上話。 茂木: 河合先生ってわかってのことですか。 河合: いやいや、全然知らんのですよ。 茂木: わからないで、なぜか身の上話をするんですか。 河合: うん、しゃべりたくなってくる。だからこのごろタクシーに乗

    河合隼雄がタクシーに乗ると運転手が身の上話を語り出す - アンカテ
  • 権力を分散して物事を進める仕組み - アンカテ

    権力を分散することは簡単なことで、全ての要職を日替わりの当番制にすればいい。 難しいのは、権力を分散して物事をきちんと進めていくことで、三権分立っていうのは、それができるから重要なこととされている。 権力が集中するってことは恐しいことだけど、物事が進まないってことも、かなり恐ろしい結果につながることがある。 だから、権力を分散して物事を進めるシステムっていうのは、非常に貴重なものであって大事にしていかなきゃいけないものと思う。 インターネットの中には、分散して物事を進めるシステムがいっぱいある。 たとえば、DNSがそうだ。www.apple.comというホスト名は実は最後に一つピリオドが省略されていて、www.apple.com.なんだけど、そのピリオド一つごとに管理する主体がある。ルートDNSの管理と、.comと.apple.com の 管理は皆違う人がやっている。 ピリオドごとに管理者

    権力を分散して物事を進める仕組み - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/04/13
    その意味でAppleなどが宗教的な構造を生み出したというのはうまい仕組みだけど部外者には気持ち悪く映るので変なバランスがとれちゃってるのかもなぁ。
  • 「弱い合意」の社会的機能 - アンカテ

    内田樹さんが、マスメディアの凋落というエントリで、新聞はインターネットに負けたのではなく自爆したのだ、という話を書いている。 新聞の凋落は、その知的な劣化がもたらしたものである。 きびしい言い方だけれど、そう言わざるを得ない。 新聞記事の書き手たちは構造的にある「思考定型」をなぞることを強いられている。 それは世の中の出来事は「属人的な要素」で決まるという思考定型である。 要するにこの世には「グッドガイ」と「バッドガイ」がいて、その相克の中ですべての出来事は展開しているので、誰がグッドガイで誰がバッドガイであるかを見きわめ、グッドガイを支援しバッドガイを叩く、ということを報道の使命だと考えているということである。 シンプルでチープな話型だが、現実にそういう話型に基づいて世の中の人の多くはふるまっているので、その話型で説明がつくことは少なくない。 「虚構が現実を圧倒する」ときには虚構に基づい

    「弱い合意」の社会的機能 - アンカテ
  • リアルの加速化からバーチャルのリアル化へ - アンカテ

    最初、印刷は筆写を加速したものに過ぎなかったけど、たくさんの印刷物が行き交うようになると、それが公共圏となり最終的に国民国家を生んだ。国民国家の中核には言論によって維持される「民族」という幻想があって、それは言論のプラットフォームが無いと維持できないものだ。 機械は、最初、その時存在するリアルを加速する為だけに使われるが、それが一般化して自律的に動きはじめると、それが今までとは別の形のリアルを生み出す。 コンピュータネットワークは、これまで、それ以前に存在したリアルを加速する為に使われてきたが、そろそろ、これまで存在しなかった別のリアルを生み出すフェーズに来ているのではないだろうか。 メールは文書による伝達を加速しただけのものだったから、「宛先」とか「送信元」とか「タイトルと文」とか「添付」とか「配信(配達)」とか、アナロジーで説明できたけど、twitterはそうではない。twitter

    リアルの加速化からバーチャルのリアル化へ - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/02/18
    文中のリアルを具体、バーチャルを抽象と読み替えるとよくわかるけど、お金がまだ“バーチャル”だと思っている人もまだ多数いるので嫌儲という考え方があると思ってるしこの意見には賛同しがたい。
  • iPadとiPhoneのテイストの中にある絶対性 - アンカテ

    iPhoneで一番ビックリしたのは、コピペが出来なかったことだ。 iPhoneが日で最初に発売された時にはコピーペーストの機能が無かった。できないわけはないしプログラマが考えないはずも無いので、絶対、開発中にそれを作った中の人がいたと思う。 その人は、たぶん「ジョブズさん、見てください。できましたよ。コピペ実装しましたよ!」と言って、それをジョブズに見せて却下されたのだろう。私は、自分もプログラムを書く立場なので、どうしてもそういうことを想像してはその人に同情してしまう。 おそらく、アップル以外の会社であればそのコピペの実装が採用されて、最初のバージョンからiPhoneはコピペ機能付きでリリースされていたと思う。 ジョブズは製品の細部に口を出すというが、自分でコピペ機能のコードを書いたりしないし、詳しい操作方法を示して「これをこのとおり作れ」と言うわけではない。そうなら最初からジョブズの

    iPadとiPhoneのテイストの中にある絶対性 - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/02/01
    森久美子さんの件もあるしこの著者が言うところのジョブズの中にあるという絶対性は信用する気にはなれない。
  • おまえらいい加減にせんと無検閲のgoogle.com見せちゃうぞ! - アンカテ

    グーグル中国から撤退か?」というニュースが話題となっているが、もしそうなった場合、グーグル中国政府の間で、熾烈な情報戦が始まることになるだろう。 しかし、この情報戦は普通と違う。普通は情報戦と言ったら、互いに相手に自分の持つ情報を見せないようにしている中で、そのガードをかいくぐって、いかにそれをgetするかという戦争だ。 グーグル VS 中国政府の戦いはその逆に、中国の人たちにグーグルを見せるか見せないかの戦争になる。 グーグルはこれまで、中国政府の検閲を受けいれた google.cn を提供していたけど、中国から撤退するということは、google.cn をやめて無検閲の google.com を中国の人たちに見せるということだ。 中国政府は当然これを遮断して、 google.com はもちろん、グーグルのサービスにはどれも中国国内からアクセスできないようにするだろう。 何でグーグル

    おまえらいい加減にせんと無検閲のgoogle.com見せちゃうぞ! - アンカテ
    kenjiro_n
    kenjiro_n 2010/01/14
    検索エンジンに関してはMSやYahoo!も撤退の可能性があると聞いているから的外れの感もある。余談だがAndroidが使えなくなるとOPhoneを推している中国移動が困らないか?