「生活保護を利用し始めると人間は怠惰になり働くことを考えなくなるから、利用させても短期であるべき」という主張を数多く見かけます。 生活保護を利用し始めると、実際には、人はどのように変化するのでしょうか? それは就労を妨げる性格のものでしょうか? 「働かない」「働けない」の区別は非常に困難「生活保護に甘えて働けるのに働かない人がたくさんいる状況は良くないので、就労させるべし」 という論は非常によく見かけます。 「甘えている」かどうか、「働ける」とすることが妥当かどうかを客観的に判断することは非常に困難、むしろ不可能といってよいような難事だと思います。それを突き詰めていくと、 「飢えて凍えるような状態にあって、なお働かずに死ぬようだったら、働かなかったのは意思の問題ではなく実際に働けなかったのだろう。それ以外は『働けない』ではなく『働かない』とする」 ということになってしまいます。 実際に、路
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