ドリコムは21日、楽天と資本業務提携を行い、楽天を割当先とする新株式を発行すると発表した。これは同日に開催した同社の取締役会で決議したもの。 発表によると、今回の提携で楽天側から調達される資金は9億415万円(差引手取概算額)で、支出予定時期は4月。この資金のうち、約1〜2億円が楽天との資本業務提携にかかる次世代行動ターゲティング広告のサービス展開の立ち上げに、残りの約6〜7億円がドリコムの借入金の返済にあてられる。 ドリコムは現在、個人および法人向けのブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を主力ビジネスとしている。さらに新たな分野としてインターネット広告にも注目しており、次世代行動ターゲティング広告配信技術の開発への投資や、楽天との共同実験などを行っている。 ドリコムによると、次世代行動ターゲティング広告配信技術の最初の展開としては、楽天グループのサービス上での事業化を目指