はじめに こんにちは, 普段は情報科学専攻の大学院生をしながらバックエンドエンジニアをやっている @koki-algebra です. 普段は Go をよく書いているのですが, 大学でやっている機械学習の研究では Python を使うことがほとんどです. Go のエコシステムに慣れきった私は Python の混沌とした環境に耐えきれず, 最強の開発環境を整えることを決意しました. 具体的には Package Manager, Formatter, Linter, Type Checker, Test Tool を選定し, VSCode の DevContainer を用いてポータビリティに優れた開発環境を作ることを目指します. また, Deep Learning では GPU が必須である場合が多いので, GPU 環境も同時に整えたいと思います. 以下のレポジトリが今回考えた開発環境のテンプ
Webブラウザ上でGPUプログラミングを可能にする「WebGPU」、Chrome 113で正式版に。3Dレンダリングや機械学習など高速処理 GoogleのChrome開発チームは、WebブラウザでGPUプログラミングを可能にするWeb標準「WebGPU」が、4月26日にリリース予定のChrome 113で正式な機能として提供されることを明らかにしました。 WebGPU, one of the biggest additions to the Web platform is finally shipping in Chrome! Many thanks to all Chromium contributors in making this possible.https://t.co/26vmxtQWi1 https://t.co/FKGC3M3FVD — Chrome Developers
2023年5月にリリースされたGoogle Chrome 113で、次世代WebグラフィックスのJavaScript APIであるWebGPU(ウェブジーピーユー)がデフォルトで利用できるようになりました。ICS MEDIAでは2018年にWebGPUについて紹介していましたが、当時はSafariで開発者向けのフラグを有効にした場合にのみお試しできる実験的機能でした。 デスクトップChrome限定ではありますが、WebGPUが一般ユーザーの環境でも動作できるようになったいま、オリジナルのデモを交えてあらためてWebGPUを紹介します。 この記事で紹介すること WebGPUがChrome 113で標準で利用可能になった WebGPUはモダンな3D APIに直接アクセスすることで、WebGLより高い性能が得られる WebGPUだとドローコールの最適化をしなくても十分に高速 WebGPUはコンピ
2023年9月27日の最新情報に合わせて改訂しました(最初の公開は2020年3月17日)。主にGPUが選択可能になった点とColab Enterpriseの情報を追記し、全ての利用パターンで再検証して全面的に最新の内容にアップデートしました。 機械学習/データサイエンス分野で特に人気の(Pythonなどの)実行環境であるGoogle Colaboratory(以下、Colab)は無償で使えるものの、無制限ではない。実行時間やメモリ容量などに制限がある。こういった制限を低減する有償プロ版「Colab Pro」が2020年3月に発表され、米国とカナダのみで申し込みできる状況だったが、それから1年後の2021年3月19日以降、日本でも申し込み可能になった(図1)。さらに、より強力な有償プロプラス版「Colab Pro+」が2021年8月に発表され、同日から日本でも申し込み可能になり、その約1年後
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