IoTデバイスを狙う攻撃が世界中で増大している。ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labは9月18日に発表した2018年上半期の報告の中で、この半年間に検出されたIoTマルウェアの数は、2017年の年間を通じて検出された数の3倍に上ったと伝えた。 IoTマルウェアは、パスワードをデフォルトのまま変更していない機器や、脆弱性が放置されている機器を狙う傾向がある。Kasperskyによると、同社のおとり用のハニーポットに対する攻撃では、Telnetのパスワードクラッキングを通じてマルウェアに感染させる手口が最多の75.40%を占めた。次いでSSHのパスワードクラッキングが11.59%となっている。 Telnetパスワードクラッキング攻撃の発信源を国別にみると、1位がブラジルの23%、2位の中国は17%、日本は9%で3位だった。 ただ、ユーザーがTelnetのデフォルトのパスワードを変