東京都知事選は連日、有力3候補の舌戦が繰り広げられているが、その1人、鳥越俊太郎候補の演説で、デジタル面担当者としては看過できない発言があった。 23日、荻窪駅前で行われた街頭演説会。鳥越氏は介護士の給与・待遇が一般より低いという実態を説明するなかで、次のように述べたのだ。 「志をもって介護士になっても、(給与が低く)結婚して子供を育てていくことができない現実があるんです。だから、介護士になる人が離職をしてしまう。介護士から離れて、やっぱりちょっとIT関係に行こうかなあ、とIT関係の仕事に就いてしまうんです」 この発言、二重の意味で大間違いだ。鳥越氏の言う「IT関係の仕事」というのが具体的にどんな仕事なのかは不明だが、少なくとも介護士の給与より高い「IT関係の仕事」は「ちょっと行こうかなあ」程度の気持ちで就けるものではない。相応の技能と努力が必要だ。 さらに、鳥越氏は「IT関係の仕事」を“
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