日本の若者が「内向き」になっている――。最近、こうした議論をよく耳にするようになった。海外の大学への留学者が減っていることや、企業内で海外赴任を希望する人材が減っていることなどがその理由とされる。本当にそうなのか? 元外交官で国際交流基金顧問の小倉和夫氏(73)、数多くの留学生を送り出してきたフルブライト・ジャパン事務局長のデビッド・サターホワイト氏(59)、ネット社会や若者文化に詳しい関西学院大学准教授(理論社会学)の鈴木謙介氏(35)に聞いた。
6月9日付本紙に掲載された拙稿、「これでいいのか、政治家諸君」に対し各地の市町村長をはじめ多くの読者から感想をいただいた。共感、賛意を表明する内容が大半で、政治の現状に対する危機感の広がり、不満の高さをあらためて実感する。 ≪後継者がいない異常事態≫ 日本は戦後65年間、憲法や安全保障、教育など国の根幹を成す重要問題に正面から立ち向かうのを避けてきた。政治を軽く見る風潮が続き、有権者もメディアも国のリーダーとなる政治家の育成に関心を示してこなかった。気付いてみれば、首相が退陣を表明しながら後継者が見当たらない異常事態に陥っている。 政治は聞き心地のよい公約をばらまくポピュリズムに走り、結果、国債発行残高は900兆円近くまで膨れ上がり、国の財政は破綻寸前にある。義務感が希薄になる半面、権利意識が膨張し無責任な風潮が助長された。教育における過度の平等主義は個人の個性を殺す弊害すら生んでいる。
最初に断っておくが、ひさしぶりだからといって、そして長文だからといって甘くみてはいけない。今日のエントリの中身の乏しきこと、そのレベルの低きこと。 ...と書き始めて、途中からすっかり日曜の研究会対策のレジュメ作成モードになってしまい、12000字を越えてもまだオチまで辿りつけない徒労感に苛まれて放置していたが、二宮さんもブログに挙げられていたことであるので、とりあえず前半の「違和感」モードのところだけちぎってアップしておく。後半の研究モードのところは待たれよ次回、ということでひとつ。 さて、水原克敏『学習指導要領は国民形成の設計書――その能力観と人間像の歴史的変遷』(東北大学出版会、2010年)である。資料・索引込みで全291頁、本文259頁。 明治の初め、近代学校制度の創設から今日に至るまでを対象に教育課程(カリキュラム)の歴史的変遷について叙述した、いわば日本の教育課程の「通史」であ
「キレる60代」の記事をブクマした後に「反社会学講座」を再読したら、「98年に最もJR駅員に暴行を働いたのが50代」というネタがあって噴いた。ちっとも反省してねえw
JR東日本八王子支社管内で昨年度、駅員などへの暴力行為が53件発生したことが、同支社のまとめで分かった。 過去5年間で最多だった前年度よりも8件減ったが、3年連続で50件を超えた。 まとめによると、加害者は60歳代が15人と最多で、50歳代が11人、30歳代が9人などと続いた。全体の約7割が飲酒していた。女性加害者は1人だった。発生時間別では午後10時〜午前0時台が16件と最も多く、午後7〜9時台の12件、午前1時台〜終電の8件と合わせて、夜間・深夜帯の発生が7割近くを占めた。 昨年11月には、車掌が特急の車内で60歳代の男性客に切符の確認を求めたところ、突然腹部を殴られた。車掌は腹部に全治2週間の打撲傷を負った。このほか、乗客同士のトラブルを仲裁した駅員が、顔を殴られたこともあったという。 同支社は「暴力は犯罪で、許容できない。件数は高止まりの傾向にあり、被害届を警察に出すなど毅然(きぜ
日本の課題を多面的に取り上げたエコノミスト・カンファレンス「ジャパン・サミット2010――日本における世代シフト、新たな時代のリーダーと変革のビジョン」のダイジェスト第5回は「“人財”戦略:グローバル“人財”の発掘と活用」。 パネリストは東京大学社会科学研究所教授の玄田有史氏、産業革新機構執行役員の西口尚宏氏、伊藤忠商事コーポレートカウンセルの茅野みつる氏、ブリティツシュ・アメリカンタバコ・ジャパン社長のナレッシュ・セティ氏、ブリティッシュ・カウンシル駐日代表のジェイスン・ジェイムズ氏、グロービス経営大学院学長の堀義人氏。このカンファレンスに先立って行われたエッセイコンテストに入賞した東大大学院の水沼未雅さんも会場から議論に加わった。司会はエコノミスト誌東京支局長のヘンリー・トリックス氏。 若者が「内向き」なのは、お金がないから
後藤和智@郡山ADV-D17,18/文フリ岩手-D08🏳️🌈🏳️⚧️ @kazugoto 現在発売中の「SAPIO」の石渡嶺司の文章は、これからのジャーナリズムを考える上で是非とも呼んで欲しい逸品だ。全編これ伝聞だけで統計はいっさいなし。いっぽうてきに「今時の若者」を断罪する記事であり、ここまでストレートなのは最近珍しい。(続く) 後藤和智@郡山ADV-D17,18/文フリ岩手-D08🏳️🌈🏳️⚧️ @kazugoto (承前)こういうのは、石戸諭あたりが言っているEvidence Based Jounalismとは対極に位置するブラックジャーナリズムの極み。こういう「伝聞(取材)の寄せ集め」で若年層について語ってはいけない。というのもこの手でただ集められた情報というのは(続く)
正直いってもうんざりだ。 何のことかというと、昨今声高に唱えられている「若者は内向き志向」のことだ。 いつごろからだろう。これが言われ始めたのが… いろいろなデータが、外国に留学する学生や若手研究者の減少を伝えている。これに対して 「最近の若者はチャレンジをしなくなった」 「気概がない」 「上昇志向がない」 という、上の世代の嘆きが、各種メディアで語られるようになったのだ。 長年米国で研究され、ノーベル賞まで取られた根岸さんが、若い世代の「内向き志向」を批判し、盛んに「チャレンジしろ」という。その言葉は重い。なぜなら、ご自身がアメリカで挑戦された方だから。 それはいい。また、アメリカで教授までされた黒川清氏が言うのはわかる。 このほか、大前研一氏とか、ユニクロの柳井正氏とか、経済界の人たちがさかんに「外に出ろ」言っている。それは分かる。 ただ、日本人の留学者が減っているという各種データと、
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
現在の団塊のジュニア世代(おおよそ30代前半から後半の世代)に対して、かつて不動産の供給サイド、つまりデベロッパーの経営者達は相当な期待をしていました。 かつて「この世代が不動産を購入する年頃になったら我が業界は最低10年間安泰だ」と公言していた経営者もいました。 人口のボリュームだけを見ていたのです。 しかし、結果は予想とは違ったものになりました。 あるコインパーキング運営の大手企業の方に直接聞いた話です。 コインパーキングの運営会社は、時間貸しだけでなく、月極駐車場も経営しているのですが、自社の管理物件を解約する方の解約理由の一番が以前は「引っ越しの為」とか「他の駐車場に移る為」だったそうです。しかし、最近のアンケートでは何と「車を手放す為」が一番になったというのです。 そこで焦った役員が、自社の若手社員対象に「車に関する意識調査アンケート」を取ったところが、このアンケートの結果は全く
消費インサイド 今の世の中、いったいどんな商品やサービスが流行っているのか? それを日々ウォッチすることは、ビジネスでヒントを得るためにも重要なこと。世間でにわかに盛り上がっているトレンド、これから盛り上がりそうなトレンドを、様々な分野から選りすぐってご紹介します。 バックナンバー一覧 経済や歴史、世代論などあらゆる観点から「嫌消費」世代を論じた『「嫌消費」世代の研究』(東洋経済新報社・定価1575円)。バブル期に青春を謳歌したビジネスマンにとっては、まさに隔世の感がある 若者がモノを買わなくなった――。最近、時折耳にするフレーズである。ファッションも食も極力節約し、自動車も買わず、旅行にも行かず、せっせと貯金に励む……そんな若い世代が、消費市場の新しい主役となりつつある。 そんな現象を裏付けるような書籍が、2009年11月に発表されている。「クルマ買うなんて バカじゃないの?」――帯文の
経済分析レポート 日本、米国、欧州、アジア、新興国経済に関する様々な分析レポート 経済指標レポート 世界各国の経済指標に関するタイムリーな情報、解説レポート 経済見通しレポート 日本、米国、欧州、アジア経済に関する今後の見通しレポート 金融市場レポート 株価・金利・為替マーケットおよび金融政策に関するレポート ライフデザインレポート 主に生活に関連した研究レポート、調査結果のプレスリリース 第一生命経済研レポート 経済・金融市場に加え,様々な話題を取り上げた月次レポート ビジネス環境レポート 労働、環境、技術、外交などビジネス・社会環境に関する研究レポート 1分でわかるトレンド解説 注目のトレンドワードについて、わかりやすく1分で解説したレポート
やっぱり“王子”は、さわやかだった。 「僕はずっと何かを持っていると言われてきました。その“何か”が、今日分かりました。それは……仲間です!」 その瞬間、老若男女を問わず、恐らく日本中の人たちが、「さっすが~!」と、早稲田大学野球部の斎藤佑樹選手の完璧な一言に感心したに違いない。 だって、実力もあれば、顔も良い。おまけに性格まで良かったのだ。あの場で、あの雰囲気で、“仲間”と言い切ったさわやかさ。文句のつけようがない好青年だ。 思い起こせば、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会でベスト16入りした時の日本代表の選手たちもそうだった。彼らは口々に、“仲間”の大切さを語り、彼らの“仲間”という言葉に、「やっぱり日本人はこうでなきゃ」とオトナたちは感動した。 そして、PKを失敗した駒野友一選手に寄り添う“仲間”たちの姿に、「仲間っていいよなぁ」と胸を熱くした。 特に最近は、きずなだ、つながりだ
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