今年僕は 『職業、DJ、25年』という 音楽人生を振り返る自叙伝を出版したんですが、 実を言うと 母が僕の仕事を認めたのは去年のことだったんです。 つまり、 DJを初めて25年間、 母は全く僕の仕事を認めて来なかった訳です。 実家に帰る度に 「あんた いつになったら就職するんや?」 と言われ続けて来たんです(苦笑)。 メジャー・デビューして20年、 会社を設立して 18年。 本も3冊出し、 DJとして 世界40カ国、150都市に招聘されても 母は 僕が何をやってるか全く理解していませんでした。 ご近所のお友達に 「沖野さんとこのお兄ちゃん、 新聞に出てたわよ」 と言われても 「何やってるか私よう知らんねん」 と答える始末。 要するに 彼女の古い価値観の中では 誰かに雇われて初めて一人前の社会人として 認められるのであって 僕のように "年が一つ上というだけで 先輩風を吹かされるのが嫌" だ
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