技能実習生が外国人特派員協会で会見し、「助けてほしい」と訴えました。 縫製業の実習生として働いているカンボジア人の女性は、基本給6万円で、残業代も当初300円だったなど最低賃金を大幅に下回る賃金で働かされているうえ、休みがない現状を訴えました。 支援している弁護士は、外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法の改正は「人権侵害を繰り返さない決意で検討しなければ同じ過ちを繰り返す」と指摘しました。 こうした中、きのう衆議院を通過した入管法改正案はさきほど参議院で審議入りしました。 与党側は、あすの法務委員会でも審議を続け、来月10日の会期末までに法案を成立させる方針です。 一方、野党側は、法案審議の在り方に注文を付け、きょうの参議院本会議の開会が遅れるなど、引き続き抵抗する構えです。