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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (4)

  • 絵文字共通化に対する歴史修正主義 | yasuokaの日記 | スラド

    ネットサーフィンしていたところ、石井美佐恵・藤森恒正・山田健太の『絵文字で誤解を生まないための仕組み』(通信ソサイエティマガジン, No.34 (2015年9月), pp.68-69)という論文を見つけた。KDDIの中の人によるケータイ・PHS事業者6社が絵文字を共通化に関する解説だが、それにしては様子がおかしい。この件で中心的役割を演じたはずのgoogleが、この論文には登場しない。Appleも登場しない。KDDIが提出したJTC1/SC2/WG2 N3777に関するゴタゴタも、最初から存在しなかったかのような書きぶりである。 KDDIの中の人が、絵文字共通化に関する黒歴史を隠蔽したい気持ちは、理解できなくもないが、それは、いわゆる歴史修正主義だと私(安岡孝一)には思える。まあ、KDDIが提出してきたJTC1/SC2/WG2 N3777に対し、それに真面目に付き合った私(たち)の方が、バ

  • 石井茂吉の「次」と「黑へん」 | yasuokaの日記 | スラド

    先日の『もじもじカフェ』の懇親会で、つい石井茂吉を批判してしまったところ、ぜひ蒸し返してほしい、との御依頼をいただいた。まあ、あまりネタがたくさんあるわけではないのだが、以前『姿と恣と盗』でも発表したとおり、石井明朝体の「次」に関しては正直なところ全く納得がいかない。現代において「姿」と「恣」と「盗」がこんなことになってしまったのは、やはり石井茂吉に責任の一端があると思う。ただ、これは『当用漢字字体表』という不幸な時期に重なっていたこともあって、石井茂吉だけが悪いわけではない。時代の波に翻弄された、とも言えるだろう。 しかし、どう考えても納得がいかないのが「黑へん」だ。昔の日記にも少し書いたが、『大漢和辞典』の48041~48247の「黑へん」のうち、48052・48079・48081・48108・48117のデザインが明らかに違う。こんなの並べてみたら当然、気がついたはずなのに、ほったら

    kimurasatoru
    kimurasatoru 2013/06/20
    石井茂吉の「次」と「黑へん」 | yasuokaの日記 | スラッシュドット・ジャパン
  • 鉄道院のヘボン式ローマ字採用 | yasuokaの日記 | スラド

    鉄道博物館ライブラリーで『鉄道公報』をチェックしていたところ、第1312号(大正5年12月21日)のpp.1212-1213に「驛名假名文字及羅馬字ニ就テ」という注意事項を見つけた。ざっと読んでみたところ、駅名標や切符に使う仮名やローマ字を定めたものだった。ローマ字は完全にヘボン式で、「撥音m,p,b,ノ前ニハm其他ハnヲ用ユルコト」なんて但し書きがついている。つまり1916年12月21日のこの時点で、駅名標のローマ字はヘボン式に統一されたということだ。 しかし、だとすると、私(安岡孝一)が『NかMか』(漢字と文化, 第9号 (2006年11月), pp.5-8)に書いた 1927年4月20日,鉄道大臣に就任した小川平吉(1870-1942)は,この混乱に終止符を打つべく,同年7月2日付の達571号で,駅名標のローマ字を「ヘボン式」と定めた。実は同年4月7日の達296号で「ヘボン式」の採用

  • 安岡孝一の日記: 蛍はなぜ第1水準にあるのか

    イワマン日記にもコメントしたのだが、JIS C 6226(現、JIS X 0208)の制定以来ずっと、蛍が第1水準(23区54点)に収録されているのは、結構ブキミだったりする。というのも、JIS C 6226-1978の解説には (a) 当用漢字等では,新字体を第1水準に,旧字体を第2水準におく。 (b) その他の文字では,字を第1水準に,俗字・略字等を第2水準におく。 (c) いずれの字形も第1水準に採用するに及ばないものは,共に第2水準におく。 と書かれているからだ。すなわち、当用漢字でも当用漢字補正案でも人名用漢字でもない蛍と螢については、(b)にしたがい螢を第1水準に、蛍を第2水準におくべきだということになる。が、JIS C 6226制定(1978年1月1日)時点で、そうなっていなかったわけだ。ところが「情報交換のための漢字符号の標準化に関する調査研究報告書」(日情報処理開発セ

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