タグ

ブックマーク / takagi-hiromitsu.jp (44)

  • 高木浩光@自宅の日記 - 流出した暗号化ファイルと傍受された暗号化通信データの違い, Windows XP SP2の同時接続数制限

    ■ 流出した暗号化ファイルと傍受された暗号化通信データの違い 少し前に武田さんが、 個人情報の暗号化通信は漏洩にあたるか?, 武田圭史, 2006年6月10日 (略)では逆に128bit SSL相当あるいはそれ以上の強度で暗号化したファイルを紛失した場合において、その事実を公表・謝罪する必要があるのかという疑問が生まれる。 紛失したファイルを第三者が拾得した場合と、暗号化した通信を第三者が傍受する場合のどちらのリスクが大きいかということになるかとは思うが、実際のところインターネット上での個人情報の暗号化通信と、暗号化された個人情報ファイルの紛失の差異について、どのような認識が一般的なのだろうか。 という疑問を呈されていた。 企業が個人情報ファイルを紛失した際に、単に「暗号化していますので問題ありません」で済まされないのは、まず、少なくともどんな暗号アルゴリズムを用いていたかを明らかにしなけ

  • 高木浩光@自宅の日記 - 飾りじゃないのよCAPTCHAは 〜前代未聞のCAPTCHAもどき, CAPTCHA機能の発注仕様をどうするか

    ■ 飾りじゃないのよCAPTCHAは 〜前代未聞のCAPTCHAもどき CAPTCHA*1が基的に荒らし対策目的で使用されるものであることは以前にも書いた。ユーザビリティの犠牲が少ないものは早いうちに破られるし、改良してもイタチごっこになることも目に見えている。それでもなお活用する意義があるのは、使用目的が荒らし対策だからだ。新規ユーザ登録や、ログインなしでできるコメントやトラックバックなど、元々自由に利用させる機能である限り、完全に防ぐことはできないのであり、たとえ将来破られる可能性があろうとも何もしないよりはましだというわけだ。(荒らしがよりハードルの低いところへ行ってくれることを期待できる。) そのようなCAPTCHAは、日ではあまり普及していないようだ。荒し行為が英語圏での状況ほど深刻なものになっていないためか、あるいは、イタチごっこになることが目に見えている技術の採用を嫌う国

  • 高木浩光@自宅の日記 - PKIよくある勘違い(8)「自分専用なのに第三者から証明書を買えというのはおかしい」

    ■ PKIよくある勘違い(8)「自分専用なのに第三者から証明書を買えというのはおかしい」 PKIというよりSSLにある勘違いであるが、オレオレ証明書を使うべきでないという考え方が広まってくると、今度は、自分専用のサーバなのに、「オレオレ証明書じゃだめなのか?」と考えてしまい、「自分専用なのに何万円も払って証明書を買わないといけないなんてのは、どう考えてもおかしい! 何か間違ってる!」といった思考に至ることがありそうだ。 自分専用であればオレオレのサーバ証明書で運用してかまわない。ただし、ブラウザの警告を無視して「はい」を押してはいけない。「能動的な盗聴」の被害に遭うおそれがあるという点で、SSLの機能は完全には働かないからだ。 こういうとき、Webブラウザが Firefoxであれば、次の手順で設定することで、自作のサーバ証明書で正しく安全に運用できる。 まず、サーバに自作の証明書と秘密鍵を

  • 高木浩光@自宅の日記 - 要約版:「サニタイズ言うなキャンペーン」とは

    ■ 「逆」にしたERBが登場 27日の「(略)とかERBとか、逆だったらよかったのに」の件、大岩さんが、逆にしたERB改造版を作ってくれた。 自動quoteつきERBの実験, おおいわのこめんと (2005-12-29) さて、使い勝手はどうだろうか。 ■ 要約版:「サニタイズ言うなキャンペーン」とは 27日の日記「『サニタイズ言うなキャンペーン』とは何か」は、いろいろ盛り込みすぎたせいか思ったよりわかりにくいものになって いるらしいので、結論から順に整理しなおしてみる。 結論: まず「サニタイズ」という言葉を使うのを避けてみてはどうか。正しく説明することの困難から逃げようとしないで。 例外1: 万が一に脆弱性があるかもしれないことを想定しての保険として、CGIの入力段階でパラメタを洗浄することを、サニタイズと言うのはかまわない。 例外2: 既存のシステムに応急手当としてCGIの入力段階で