コマンドの実行結果が、画面がスクロールするほど多い行数で表示されたり、あるいは何度も読み返すような内容だったりする場合、ファイルやプリンタにリダイレクトする――出力先を標準出力である画面以外に変更する――方法を知っていると、何かと便利です。 出力をリダイレクトする記号 > コマンドラインから入力した命令の結果を、画面ではなく、ファイルやプリンタなどの他の媒体に出力するには、> という記号を使います。書式は以下の通りです。 コマンド > 出力媒体 > 記号を → に読み替える、あるいは横にした漏斗を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。 ファイルにリダイレクトする コマンドの結果をファイルに保存したいのであれば、出力媒体にファイル名を指定します。たとえば、 C:\>DIR > dir.txt これは「カレントディレクトリのdir.txtファイルにDIRコマンドの実行結果を出力せよ」という意味に