『美少女ゲームの臨界点』は、2004年8月に、メールマガジン『波状言論』の臨時増刊号として発行された評論集です。 『美少女ゲームの臨界点』は、現在第一線で活躍されているクリエイターと評論家の方々を招き、『雫』から『Fate/stay night』『CLANNAD』まで、ノベル系美少女ゲームの8年間を総括し、その想像力の可能性と限界、そして『ファウスト』や『新現実』、にわかに盛り上がっているライトノベル・ブームとの関係を徹底的に議論しています。 既存の言説に不満を感じていた美少女ゲームのヘビーユーザーから、萌えや秋葉原に関心はあるものの、エロゲーのプレイは躊躇している一般の方まで、幅広い読者層を想定しています。自主制作本で、メルマガ増刊号という形式をとっていますが、質量ともに『動物化するポストモダン』『網状言論F改』に匹敵します。商業誌では決して実現しなかった、ガチでハイエンドな美少女ゲーム