◇ブラインドタッチでiPhone 3GSを活用--ミツエーリンクスアクセシビリティエンジニアの辻勝利さん 6月に発売されたアップルの新型携帯端末「iPhone 3GS」。タッチパネルの採用で画面に触れるだけでさまざまな操作ができる点が携帯電話の一潮流になるほどの大きな話題を呼んだ「iPhone」の最新モデルだ。 だが「3GS」の最大の特徴は、ディスプレイ上の操作ボタンに凹凸がないために全然使えないという視覚障害者からの苦情に応えて同社のPC用スクリーンリーダー(画面読み上げソフト)「VoiceOver」を導入するなど、多様なユーザーの使いやすさ「アクセシビリティ」に配慮した点だ。 自身全盲ながら発売と同時にこの新端末を購入した辻勝利さん(36歳)。文字通りブラインドタッチでいつでもどこでもメールやツイッター、ポッドキャストやユーチューブにアクセスして世界中の最新IT情報をキャッチしたり、海