エスパニョールMF中村俊輔(31)が昨季まで在籍したセルティックから、引退直前半年間のチーム復帰要請を受けていることが、27日に分かった。セルティック関係者によると、セルティックは6月に中村サイドからエスパニョール移籍決定の報告を受けた際に、将来の再獲得の意向を伝えたという。欧州チャンピオンズリーグ2年連続決勝トーナメント進出や、リーグ3連覇の功労者に対して、異例の要請で最大限の敬意を示した形だ。 創立120周年という世界屈指の歴史を誇る名門が、サッカー発展途上国に生まれた日本人に、最大限の敬意をみせていた。セルティックは今年6月に契約が切れる中村に対し、税別年俸3億円、1年ごとの契約更新は本人の希望で自由という、破格の条件提示で引き留めにかかった。ラブコールは実らず、6月初旬にはロベルト佃代理人から、ローウェルCEOに断りの連絡が入った。 それでも、セルティック側の中村に対する愛情は変わ