印刷 関連トピックス原子力発電所 東京電力は7日、福島第二原子力発電所(福島県楢葉町、富岡町)の1号機原子炉建屋の関連施設で、電源設備から火花が出たと発表した。原因を調べるため、原子炉と使用済み燃料プールの冷却装置の電源を切った。3月15日の冷温停止後に冷却装置が止まるのは初めて。 東電によると、午後2時5分ごろ、冷却装置の電源盤につながる遮断器から火花が出ているのを作業員が見つけ、午後5時37分、冷却装置を停止した。電源盤と遮断器をつなぐケーブルを取り外して、冷却装置を再稼働させる予定。火花はケーブルの接触不良の可能性があるという。 冷却装置は2系列あるが、うち1系列は3月11日の津波で使えなくなり、14日から残る1系列で冷却していた。冷却装置停止の時点での1号機の原子炉の水温は25度、プールは26度。東電は復旧まで数時間を見込むが、万一長引いた場合、それぞれ23時間後、4日後に水