今年3月、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋市にある入管施設で収容中に亡くなった。33歳だった。出入国在留管理庁は経緯や施設の対応状況などを調査し、4月9日に中間報告を公表した。 私たちはウィシュマさんが残した日記や関係者の証言を集め、施設で何が起きていたのかを取材した。そこからは、入管施設の長期収容の実態が浮かび上がってきた。
![スリランカ人女性の死が投げかける入管施設の“長期収容”問題 | NHK | WEB特集](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a06cdb75aa4e125be7b19f46eb573507fb4d7711/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20210525%2FK10013042051_2105201718_2105211913_01_02.jpg)
1963年、福岡市長浜生まれ。1990年、東京理科大学大学院修士課程(物理学専攻)修了後、電機メーカで半導体デバイスの研究・開発に10年間従事。在職中より執筆活動を開始、2000年より著述業に専念。主な守備範囲はコンピュータ全般。2004年、運動障害が発生(2007年に障害認定)したことから、社会保障・社会福祉に問題意識を向けはじめた。現在は電動車椅子を使用。東京23区西端近く、農園や竹やぶに囲まれた地域で、1匹の高齢猫と暮らす。日常雑記ブログはこちら。 生活保護のリアル~私たちの明日は? みわよしこ 生活保護当事者の増加、不正受給の社会問題化などをきっかけに生活保護制度自体の見直しが本格化している。本連載では、生活保護という制度・その周辺の人々の素顔を紹介しながら、制度そのものの解説。生活保護と貧困と常に隣り合わせにある人々の「ありのまま」の姿を紹介してゆく。 バックナンバー一覧 帰国も
3年前、大阪出入国在留管理局で収容されていた外国人17人が6人用の部屋に24時間以上、閉じ込められていたとして、このうち4人がおよそ300万円の損害賠償を求める訴えを28日までに大阪地方裁判所に起こしました。 訴えを起こしたのはナイジェリアとパキスタン、それにペルー国籍の男性4人です。 訴えによりますと、原告を含む17人の外国人は現在の大阪出入国在留管理局に収容されていた平成30年6月17日の昼前、自由時間に6人用の部屋に集まって施設の医療体制の改善についての話し合いをしていた際、職員から自分の部屋に戻るよう指示されても拒んだとして、外から鍵をかけられ室内に閉じ込められたとしています。 部屋は電気を止められ翌18日の朝には大阪北部で最大震度6弱の地震が起きましたが部屋から出してもらえず、24時間以上がたった昼すぎになってようやく解放されたとしています。 4人は不当な監禁で精神的な苦痛を受け
人権上の数々の疑問が指摘されていた入管法改正案は政府・与党側が今国会での成立を断念し、廃案の見通しである。法案提出直後に名古屋出入国在留管理局で収容中のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が死亡、世論が大きく動いた。とはいえ、出入国在留管理庁が抱える問題は、今も変わらずに存在している。 「最悪の事態を免れてほっとしました。皆で行動すれば政治に反映されるんだ、と感じました」。ウィラコーン・ワタルさん(20)の声が弾む。3月6日に名古屋入管で亡くなったウィシュマさんと同じスリランカ国籍。神奈川県在住の大学生で、4月下旬、同じ大学に通う日本人の友人らと国会議員会館前での抗議の座り込みに参加した。 ウィシュマさんは日本で英語を教える仕事に就こうと2017年に来日したが、日本語学校の学費が払えなくなって在留資格を失った。20年8月に名古屋入管に収容された後、体調が急速に悪化。支
フランス時間の朝7時に、日本のテレビ局から電話が掛かってきた。 大坂なおみが、全仏オープンで一切のメディア対応を断ると宣言したことについて、コメントや意見が欲しい……という内容だった。 正直、嫌だと思った。 まだ、彼女の発言の真意が分からない、大会やツアー運営組織等がどのような対処をするかも分からないなかで、上手く話せると思わなかったし、こちらの意図が正しく相手に伝わるとも思えなかった。 会見に出ているメディアの一員として、取材拒否にショックを受けていたこともある。 次の瞬間、あっ、と思った。 彼女たち選手は常に、こういう状況下で、会見や取材にのぞんでいるのだ。勝った時でさえ真意が伝わらぬことは多々あっただろうに、ましてや負けて心が傷つき、頭が混乱した中で口にしたことが、メディアに乗るとはどういうことなのか。 信頼していた記者や媒体に、本意でない解釈をされ、ショックを受けたこともあるだろう
アメリカの大手サラダチェーン、スイートグリーンの投資家となった大坂なおみ。大坂はこのほかにも数々の世界的な大手企業と協業している(写真:Jason Nocito, via Sweetgreen via The New York Times) 有名人を利用した今日のブランド戦略の世界では、写真キャプションは言葉よりも雄弁にものを言う。しかし、大坂なおみのキャプションは明らかに控えめだ。 「とにかくあきらめずに頑張ります」と、23歳のテニス・チャンピオンは、自身が優勝した全豪オープンの4回戦をうまく切り抜けた後に、インスタグラムに投稿したコートでの2枚の写真とともにこう書いた。 昨年9月には彼女がコスチューム・インスティテュート・ガラで共同司会者をつとめるという、メトロポリタン美術館の一場面で始まるスライドショーに対して「とても素敵」と一言。 ルイ・ヴィトンやナイキ(どちらも彼女のスポンサー)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く