ふくしまウイークの会場で「ふくしまプライド」の前掛けをして来場者を案内するミラノ大の学生=12日、ミラノ万博日本館 内堀雅雄知事は13日、イタリア・ミラノのミラノ大学を訪れ、今年7月に本県を訪れた学生やモニカ・ディルカ副学長らと懇談、県と同大が協力して本県の正確な情報を研究者が論文として世界に発信し、風評払拭(ふっしょく)と風化防止を図る方向で合意した。内堀知事は継続的に本県の情報を伝えるため、今後も同大の学生が本県を訪れる機会をつくる考えを明らかにした。 県とミラノ大は、同大のティッツィアーナ・カルピ講師が震災直後に本県の情報をインターネットで発信したのを機に交流が生まれ、7月に学生8人が約1週間にわたり本県で復興に向けた取り組みを学んだ。 この日の懇談で、学生は「イタリアでは福島について原発のことしか報道されない。会員制交流サイト(SNS)などを使って自分が経験したことを伝えたい」と意