「PCをリビングへ」──各社がこぞって目指しながらかけ声倒れに終わってきたこのスローガンが、再び熱を帯びてきた。鍵は「大画面」。アテネ五輪にわいた昨夏、デジタル家電の特需に食われた格好のPC市場だが、今年の夏商戦では大画面テレビを組み合わせたPCを各社が投入してきた。成長著しいデジタル家電需要を取り込みつつ、大画面テレビと一緒にリビング進出も果たす“コバンザメ”作戦だ。 6月9日、32型液晶テレビ付き「AVセンターパソコン」を発表したシャープ。付属テレビは「AQUOS」シリーズと同じ亀山工場製パネルを採用し、TV本体にも3次元Y/C分離、ノイズリダクション、ゴーストリダクションなどの高画質化回路を搭載。“テレビも一応見られるPCディスプレイ”とは別物だ。 新製品は、昨年9月に発売した初のAVセンターパソコンに続く第2弾。「第1弾製品のユーザーの7割がリビングで使用しており、半数以上が家族と
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