1990年代初め、英国を中心に一世を風靡した「シューゲイザー」と呼ばれるロックバンドが続々と復活している。ギターの轟音(ごうおん)ノイズと甘美な歌メロディーを特徴とするサウンドが今また鳴り響く。「家では僕もエレクトロミュージックばかり聴いている。でも(時代遅れと言われる)ギターロックの可能性はまだまだあるさ。僕らの音楽はエレクトロとの親和性も高いからね」2014年、18年ぶりに再結成したライ
1990年代初め、英国を中心に一世を風靡した「シューゲイザー」と呼ばれるロックバンドが続々と復活している。ギターの轟音(ごうおん)ノイズと甘美な歌メロディーを特徴とするサウンドが今また鳴り響く。「家では僕もエレクトロミュージックばかり聴いている。でも(時代遅れと言われる)ギターロックの可能性はまだまだあるさ。僕らの音楽はエレクトロとの親和性も高いからね」2014年、18年ぶりに再結成したライ
RAY - バタフライエフェクト/Butterfly Effect Music:管梓(For Tracy Hyde/エイプリルブルー)、みきれちゃん Lyric:管梓(For Tracy Hyde/エイプリルブルー) Arrangement:みきれちゃん Video Director:須藤雲竜 今日へ続いてきた呼吸の正しさをあなたにゆだねるように、恋に落ちたのは春のこと。 明日へ変わってゆく小さな羽ばたきに波を打つものすべて、とりとめない日の祈りのよう。 スローになって、加速して、ねじ曲がって、突き進む。 限りあるふたりのストーリーを切り崩して、 いちどだけワープしたその先に見えたのは、 限りないひとつのストーリー。 届け、いつか。 スローになって、加速して、ねじ曲がって、突き進む。 限りあるふたりのストーリーを切り崩して、 いちどだけワープしたその先に見えたのは、 限りない
シューゲイザー30年史の原点。全ては、この1枚のアルバムから始まった 今からちょうど30年前の11月、イギリスのインディペンデントレーベルであり、Primal ScreamやThe Jesus & Mary Chain、Oasisなどを輩出した「Creation Records」から、1枚の歴史的なアルバムがリリースされた。My Bloody Valentine(以下、マイブラ)による1stアルバム『Isn't Anything』である。 マイブラは1980年代前半、アイルランドはダブリンにてケヴィン・シールズ(Vo,Gt)とコルム・オコーサク(Dr)を中心に結成。当時はよくあるガレージバンドでしかなかったが、ビリンダ・ブッチャー(Vo,Gt)とデビー・グッギ(Ba)が加入し男女4人体制になると、そのサウンドは大きな変貌を遂げる。 My Bloody Valentine / 本稿の筆者であ
シューゲイザーとは何だったのか? どうやって生まれて、ジャンルや世代を飛び越えつつ、フィードバック・ノイズを掻き鳴らしてきたのか――〈黒田隆憲のシューゲイザー講座〉では、ジャンルの形成から音楽的背景、シーンへの影響から代表的バンドの歩みまで解説してきた。スロウダイヴとライドの約20年ぶり新作リリースで活気づく2017年=シューゲイザー・イヤーの新たな入口として、およそ1か月に渡って展開してきた短期集中連載もこれで本当にラスト。この特別編では、シューゲイザーに深く心酔しているふたりにご登場いただいた。 ひとりは、アパレル・ブランドのデザイナーからラジオ・パーソナリティーまで、幅広い活躍を見せるファッション・モデルの菅野結以。もうひとりは、轟音を奏でるオルタナ・バンドとして、シューゲイザーの影響も色濃いTHE NOVEMBERSの小林祐介。この同世代である両者と、〈シューゲイザー先生〉こと黒田
・・・・・・・・・は東京を拠点として「都市」をコンセプトに活動する女性アイドルグループ。グループ名の公式の呼び名はなく、メンバーの名前も全員「・」。ファンはグループを「ドッツ」「ドッツトーキョー」「てんちゃんズ」などと好きに呼び、メンバーは「てんちゃん」と呼ばれている。メンバーはサングラスのようなもので顔を隠しており、楽曲はシューゲイザーを踏襲したサウンド。9月4日には東京・WWWで結成1周年を記念したワンマンライブの開催が予定されている。 今回発売される「CD」には、For Tracy Hydeの管梓が手がけた90年代UKロックテイストの「スライド」、アシモフが手品師のteoremaaによるエレクトロシューゲイザー風の「トリニティダイブ」、そしてシューゲポップ「ねぇ」を収録。これら3曲をドローンアーティストのhakobuneがノイズやメンバーの鼓動音などを用いてつなぎ、72分間の1トラッ
フィードバック・ノイズは鳴り止まない! 2000年代半ばに〈ニューゲイザー〉なるブームが起こってからすでに10年強。いまやその手の音は一過性の流行りではなく、スタンダードな手法としてすっかりシーンに定着しているが、それにしてもここ最近の隆盛には目を見張るものがある。とりわけシューゲイザー創成期の90年代初頭を彩ったバンドの復活は大きなトピックで、ラッシュが期間限定の再結成を果たしたかと思えば、スワーヴドライヴァーが17年ぶりにアルバム『I Wasn't Born To Lose You』をリリース。そして今年に入ってもジザメリはもちろん、5月にはスロウダイヴ、6月にはライドがそれぞれリユニオンして初の新作を控えているというのだから、快哉を叫ぶ以外ない。 こうしたUKを中心とするレジェンドたちの放った衝撃波が拡散していくなか、世界各地より続々と新世代のアーティストが登場しているのも頼もしい限
シューゲイザーの魅力を改めて伝えるための短期集中連載〈黒田隆憲のシューゲイザー講座〉。ジャンルの成り立ちと90年代の代表的バンドを紹介した第1回、音楽的ルーツを掘り下げた第2回に引き続き、この第3回ではシューゲイザーの遺伝子が21世紀以降のシーンに与えた影響を検証していく。2010年の名著「シューゲイザー・ディスク・ガイド」の帯に、ART-SCHOOL の木下理樹が〈“シューゲイザー”はジャンルや世代を超えた。〉という秀逸な推薦コメントを寄せてから早7年。ここでは百花繚乱の次世代バンドを約2,500字の読みやすいヴォリュームで総括しつつ、恒例のプレイリストでは全45曲211分もの人気ナンバーをセレクト。ジャンルの拡張ぶりと鳴り止まないフィードバック・ノイズを、自分の目と耳で体感してほしい。 ちなみに、今回のキーパーソンの一組であるスロウダイヴの22年ぶりとなる新作『Slowdive』がいよ
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