津波で市立図書館が失われた岩手県陸前高田市で、仮設住宅の敷地内に図書館がオープンし、多くの人でにぎわいました。 陸前高田市では、市の中心部にあった市立図書館が津波で全壊し、働いていた6人の職員が亡くなり、蔵書も失われました。 新たに完成した図書館は、アジア各国で教育支援などをしている団体が、陸前高田市小友町のキャンプ場モビリアにある仮設住宅の敷地内に建てました。 開館式では市の教育委員会の金賢治次長が「このような素敵な図書館を作っていただきとても感謝しています。本と触れ合うことで子どもたちの夢が膨らむことを祈っています」とあいさつしました。陸前高田市では、震災後、西側の地区には別の支援団体が2つの図書館を作りましたが、東側には図書館がありませんでした。 完成した図書館には最新の話題作や絵本などおよそ500冊が並んでいます。 今後、蔵書を増やし、最終的にはおよそ2万冊と市内で最大規模の図書館