分野別リポジトリの持続可能性について実例をもとに考える 米国OCLCの研究部門OCLC Researchが,2012年5月11日に,分野別リポジトリの持続可能性をテーマとするレポート“Lasting Impact: Sustainability of Disciplinary Repositories”を公表した。図書館員を対象としたこのレポートは,PubMed Central等の代表的な分野別リポジトリの運営体制やビジネスモデルを解説し,それらの持続可能性について考える手助けとなることを目指したものである。以下,その概要を紹介する。 レポートはまず,多種多様なリポジトリが「パッチワーク」のように存在している状況について概観している。多くの大学が機関リポジトリを設置しているが,研究者にはあまり関心を持ってもらえない。対して,研究者自身によって立ち上げられることの多い分野別リポジトリは研究者
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