2019年中に気になっていて、個人的に注目している図書館システム関係(公共図書館中心)に関する覚書です。独断と偏見でとりとめなく書いています。 システム担当から外れて幾星霜、でも去年は久しぶりに図書館総合展にも行って、面白そうなことも見聞きしたので、忘れないうちに。ちなみに昨年分はこちら。 図書館業務システム関係 業務も扱う品物も、大きく変わっていないのだから、システム自体もそれほど変わるわけもないのだけれど、それでも少しづつ変化はしている模様。 読書履歴(貸出履歴)をシステム上で利用者自身が管理できる仕組みを採用する館が現れている。県立だと福井県立図書館さんとか*1。需要もあるだろうし(あたしも年取って、前に読んだ本のタイトルが思い出せないこともしばしば)、自己情報のコントロール権みたいなものが論ぜられる昨今、当然の流れかと思う。 それにしても、10年くらい前、「図書館の貸出履歴の利用(
九州大学附属図書館が、2019年12月31日をもってSpringerLink電子ジャーナルパッケージの契約を中止したことを発表しました。個別のタイトル契約により2020年以降も利用可能なタイトルもあるものの、パッケージとしての利用は2020年1月1日以降、できなくなっているとのことです。 Springer Nature社の SpringerLink 電子ジャーナルパッケージ契約中止について(九州大学附属図書館、2020/1/6付け) https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/30617 参考: 東邦大学、Wiley社の電子ジャーナル761タイトルの契約を中止 PPVで対応 Posted 2016年1月12日 https://current.ndl.go.jp/node/30423 佐賀大学附属図書館、Wiley社の電子ジャーナルパッケージの契約中止を発表
約120年ぶりに債権法を見直した改正民法が2020年4月1日に施行される。注目はシステムに対するベンダーの無償対応期間が実質的に延びる点だ。ユーザーに有利なように思えるが、対応を誤ると開発費が「高騰」しかねない。 改正民法は売買やサービスなどの「契約」に関するルールを定めた債権法を約120年ぶりに抜本的に見直す。2017年に国会で成立した。建築業界と並んで大きな影響を受けるのがIT業界だ。ITベンダーとユーザー企業のそれぞれで対応が必要になる。 最長10年間、無償対応を請求 ユーザー企業とITベンダーが交わすシステム開発の契約形態は大きく2つある。ITベンダーが成果物に対する完成義務を負う「請負」と、ユーザー企業がITベンダーに設計やプログラミングなどの作業を頼んで、対価として報酬を支払う「準委任」である。 準委任の場合、ITベンダーは完成義務を負わない。請負と準委任は仕事の完成を目的にし
「桜を見る会」で招待客たちと記念撮影する安倍晋三首相夫妻(中央右)=東京都新宿区の新宿御苑で2019年4月13日、喜屋武真之介撮影 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」で、内閣府が2019年1月、飲食提供などの関連業務を巡り、入札公告前に委託業者と打ち合わせをし、開催スケジュールを伝えていたことが毎日新聞の取材で判明した。内閣府は「今後の運営に役立てる目的で、入札の公平性に疑義は生じない」としているが、専門家は「公正な入札を妨げた恐れがある」と指摘している。【山口朋辰、松本惇、高島博之】 打ち合わせは入札公告1カ月以上前 内閣府などによると、打ち合わせがあったのは入札公告1カ月以上前の19年1月16日。内閣府の呼びかけで、18年の飲食物の提供業者「ジェーシー・コムサ」(東京都渋谷区)、会場の設営業者「ムラヤマ」(東京都江東区)の担当者が会場となる東京・新宿御苑に集…
このエントリは、2018年、2019年に公開したAWS全サービスまとめの2020年版です。これまではいくつかに分割して公開していましたが、1エントリにまとめてほしいという要望をもらっていたため、今年は1エントリに集約してみました。 こんにちは。サービスグループの武田です。 このエントリは、2018年、2019年に公開した AWS全サービスまとめの2020年版 です。これまではいくつかに分割して公開していましたが、1エントリにまとめてほしいという要望をもらっていたため、今年は1エントリに集約してみました。どちらがいいのか正直わからないので、フィードバックなどあれば参考にさせていただきます。 2020-01-08 リクエストがあったためAmazon Mechanical Turkを追加。 2018年まとめ 【2018年】AWS全サービスまとめ その1(コンピューティング、ストレージ、データベー
Grandfather と言えば「祖父」を意味するわけですが、実は他動詞としての用法もあって、この場合は「新しい条件の適用を免れる」という意味になります。この表現は受動態で使われることが多いです。 ちょっと長くなってしまいましたが、以下のとおり例文を考えてみましたので、ご覧ください。 <例文1> Five years ago, I got a plan through T-Mobile for unlimited data and unlimited minuets at 50 bucks a month. I am grandfathered in when T-Mobile raise its monthly rate from 50 bucks to 75 bucks and I still pay 50 bucks a month. 訳)5年前、私はT-Mobileでデータ通信無制
※ 新型コロナウイルスの現況を踏まえ、中止となりました。(2020年2月27日) ※ 定員に達しましたので、申し込みを締め切りました。(2020年2月17日) 東アジアにおける漢籍文化の根底を支えているのは、漢字という文字の存在です。漢字が集まることで漢語となり、漢語が集まることで漢文となり、漢文が集まることで漢籍となるのです。では、漢籍は、単なる漢字の集まりなのでしょうか。いいえ、そうではありません。漢字の集まり方や、漢語の並び方には、それぞれ意味があるのです。漢語が持つ情報の量は、その漢語を構成する各部分の情報を足しあわせたものより、はるかに大きなものとなります。単なる和集合ではありません。同様に、漢文が持つ情報量は、各漢語の情報量を足し合わせたものより、はるかに大きなものとなります。漢字の集まり方や並び方の中にも、情報があるのです。 漢字の中には、どのような情報があるのか。そして、漢
以前の記事では,最新の TeX Live 2019 に,高品質なオープンソース和文フォントである原ノ味フォントと,新進気鋭の LaTeX 文書ビルドシステム llmk を搭載した Docker コンテナのイメージを作成しました。 TeX Live 2019 + 原ノ味フォント + llmk の Docker コンテナを作る それに対し今回は,過去バージョンの TeX Live を保存した Docker コンテナを作成してみました。 使い道 過去バージョンの TeX Live を Docker コンテナとして保存し,いつでも過去バージョンを呼び出せるようにしておくと,次のような場面で役立つはずです。 過去に組版した文書を今コンパイルしたら組版結果があちこち変わり,ページ数が変わってしまった!(←これ結構起こりますよね……😓)元と同じ環境で再度コンパイルしたい……! 最新の TeX Live
ABOVE: © ISTOCK.COM, HANOHIKI The global push for open access has ramped up in recent years, with efforts from both academic institutions and funding agencies to make more of their content freely available to the public. There were some major developments in 2019—and there are likely to be more in 2020. Here’s what to keep an eye out for in the coming year. Funder-driven open-access demandsEarlier
学内の皆様へお知らせ すでにWebサイトや文書等でお知らせしておりましたとおり、2019年12月31日をもって Springer Nature社 SpringerLink 電子ジャーナルパッケージが契約中止となりました。2020年1月1日以降、パッケージとしての利用はできなくなっておりますので 、改めてお知らせいたします。 ※ 個別タイトルの契約により、2020年版の利用が可能なタイトルもあります。 ※ SpringerLinkには Nature 及び Nature関連誌は含まれません。 購読中止のタイトルについては下記リストをご覧ください。 2020年版電子ジャーナル購読中止及びパッケージ除外タイトルリスト(2020/1/6版) 代替手段やSpringer社パッケージ契約解除の決定までの経緯につきましては、下記のページをご確認ください。 本学の電子ジャーナル購読に関する情報【学内限定】
(※下記講座は満席となりました。キャンセル待ちも受付終了しました。2020.2.9) 知っているようで知らない、データベースの構造。いちから学んで情報システムの仕組を知りましょう。 ※図書館員でなくても申し込み可能です! <内容> 図書館/NII等のwebサービスを通して、ICT技術の活用事例を知る Webアプリケーションやデータベースを用いた情報システムの仕組みを学ぶ 実習形式で、データベースの構築・管理・利用を学ぶ <学習目的と方法> 図書館業務に関するほぼすべての情報システムの裏側にあるリレーショナルデータベースを知ることを目的とします。テーブルとは何かといった基礎の基礎からスタートして、グループワークで企画を考えてスキーマを設計してデータを入れてSQLを書きまくってみんなにデモするところまで頑張りましょう。 <講師> 大向一輝(おおむかい・いっき)氏 1977年京都市生まれ。東京大
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