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ブックマーク / magazine-k.jp (75)

  • デジタル時代に「出版=清貧」は通用しない

    米出版大手5社の談合問題(司法省の独禁法提訴と消費者訴訟)は、あまりにもあっさりと出版社側の全面敗訴に終わった。数年がかりの訴訟を予想していた関係者の予想は大きく外れ、出版社は多額な賠償金を課された上に、アマゾンに対しても譲歩を余儀なくされ、何よりも社会的威信(公共性というブランド価値)を失った。おそらくこれが最大の損失といえるだろう。 今年最大の事件であった訴訟案件は、図書館のE-Book貸出問題とかなり深く関わっている。アマゾンだけを警戒しつつデジタルで儲けていた大出版社には、いま請求書が届き始めた。 ベストセラーに3~5倍の“図書館プレミアム” ALA(アメリカ図書館協会)と大手出版各社との交渉は昨年から1年あまり静かに続いてきたが、進捗ははかばかしくない。マクミランやペンギンが「パイロット・プログラム」と称する限定的な提供で止めているように、ALAが希望し、大手以外の多くの出版社

    デジタル時代に「出版=清貧」は通用しない
    kitone
    kitone 2012/12/13
    ALAの巧みさを評価。
  • アマゾンのこれからを「読む」には

    でもようやくキンドルが出回り始めて、実際の使い心地も、サービスの内容も一通りわかるようになったから、次はこの先のことをアマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスはどう考えているのかが知りたい……というのがせっかちな日のマスコミの心情のようだ。 とはいえ、アマゾンは具体的な数字を一切出さないニュースリリースやプレゼンに長けているので、アメリカの業界事情を詳しく知るレポーターでさえも、正確な売上げの数字や今後の動きについては慎重にguess work(当て推量)するしかないのが実情だ。 アマゾンに関する断片的なニュースから察するに、来年はヨーロッパ市場でキンドルに力を入れていくと思う。日はぶっちゃけ、後回し。良くて、しばらく様子見といったところだろう。だって、自費出版プログラムも、アンドロイドのアプリマーケットも、クラウドDB事業も、ストリーミングのインフラも、やることはすべて日でもやったんだ

    kitone
    kitone 2012/12/10
    「ひとつだけ、私が個人的にアップルもグーグルも狙ってくるだろうという、これからの電子書籍ビジネスの大穴といえる部分に突っ込んでいるのだが、これは私の口からは言いたくないので」 えーw
  • 図書館のための電子書籍ビジネスモデル

    アメリカ電子書籍が定着し始め売上げも伸びているが、いまだに大きな問題となっているのが、図書館での電子書籍の貸し出しだ。電子書籍は何年経っても劣化せず、基的に1冊のデータでどこからでも何人でもアクセス可能なものなので、伝統的な紙のの貸し出しとどう差別化を計っていくかので図書館側と出版社側のせめぎ合いというか、模索がおこなわれている。 この8月にアメリカ図書館協会(ALA)のデジタル・コンテント&ライブラリーズ・ワーキンググループから提言の形で、図書館と出版の電子書籍における条件を探った複数の電子書籍ビジネス・モデルが発表されたので、今回はそのモデルの紹介をしてみたい。 ※この記事の内容に、アメリカ図書館協会(ALA)のディレクター、キャリー・ラッセル氏へのインタビューをくわえたロングバージョンは、ブックジャム・ブックス編集部編の電子書籍、『ニューヨークの夜と文学ギャングたち』(BinB

    kitone
    kitone 2012/11/21
    ビッグ6の対応や,ALAのレポートが紹介されてる.
  • Kindle Direct Publishing体験記

    Kindle Direct Publishingも日上陸 アマゾンの電子書籍サービス、Kindleがようやく日に上陸した。そして間を置かずに、Kindle Direct Publishingも日で開始された。Kindle端末とキンドルストアについては「まもなく日上陸」という報道が何度となく繰り返されてきたから、遂にやって来たという感じだろう。でも、Kindle Direct Publishingまでこうして一緒にはじまるとは思っていなかった。 Kindle Direct Publishingは電子書籍の自費出版サービスだ。いや、自費出版というのは語弊があるかもしれない。いわゆる自費出版は、数十万円から時に数百万円というお金を持ち出して、数百数千のを作って売るという、文字通り自分のお金ではじめる出版のことである。 一方、Kindle Direct Publishingは、データの入

    kitone
    kitone 2012/10/30
    おもしろそー。 > id:haseharu id:otani0083
  • キンドルを伏せて、街へ出よう

    今回は誌に寄稿する文章では珍しく個人的な話を書かせてもらいます。この間の週末、金曜と土曜に二日続けて「屋でを買った」話です。 それだけ? 基的にはそれだけです。しかし、実はこれは私にとって稀なことで、前にそれをやったのがいつだったか思い出せませんし、次はいつになるか見当もつきません。二日続けてとなると、もしかするともうないかもと思ったりします。 何を大げさなと呆れられるでしょうか。誌の読者は好きの人が多いでしょうからなおさらですが、私の場合、リアル屋——この表現もヘンですが、要はインターネット通販でなく実際の書店——でを買うこと自体かなり少なくなっているのです。 地方の屋でを買うということ 正直に書くと、もう5年以上前から新品は、CDやDVDだとほぼ十割、や雑誌も間違いなく九割方インターネット通販、つまりはAmazonで買っています。にしろCDにしろ自室にいながらに

    kitone
    kitone 2012/10/29
    自分は職場が変わって平日夜に家にいられなくなったのでほとんどAmazonで買わなくなったなあ。駅の書店ばかり。
  • 第5回 自炊をめぐる逡巡

    今年の2月、約2000冊の蔵書を木造アパートの一室(4畳半)に移したところ、棚で床が埋まってしまった。万が一、床が抜けてしまったら、一階に住む大家が大けがをするかもしれない。そうなれば当然引っ越さねばならない。賠償をどうするのかという問題も出てくる。目隠しされて剣が峰に立たされてしまったような、いきなりの危機的状況に僕はうろたえた。引っ越しを終えた日の夜は床が抜けないか気が気でなく、あまり眠れなかった。結局、二つの突っ張り棚と約200冊を子と住んでいる自宅に移動させ、さらには438冊を緊急避難させた。 4月になり、このシリーズを書き始めたとき、前者の後始末の顛末については隠さずに書いた。しかし、後者の後始末の顛末については、次の通り、核心に触れないようにぼかして書くにとどめた。 438冊も4畳半からは緊急避難させていた。段ボール9箱、一箱あたり約15キロで、のべ約135キロ。

  • Internet ArchiveのTVニュース・アーカイブ

    インターネット・アーカイブと言うと、一般的にはウェブページのアーカイブ Wayback Machineで知られているのかもしれませんが、それに留まらず現代のアレクサンドリア図書館というべきデジタル図書館の実現をミッションとしていることは、誌の読者であればおそらくご存知でしょう。 創始者であるブリュースター・ケールは、昨年のインタビュー記事(「ブリュースター・ケール氏に聞くの未来」)で「200万冊もの電子書籍化した」と語っていますが、昨年秋の時点でその数が300万冊を突破しており、現在もその数を増やしているでしょう。他にも例えば今年『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』が売れて日でも認知が高まったロックバンド、グレイトフル・デッドの膨大なライブ音源や、ゾンビ映画の記念碑的作品『Night of the Living Dead』(ジョージ・A・ロメロ監督)などアーカイブ対象は

    kitone
    kitone 2012/09/26
    分かりやすい解説。クローズドキャプション。
  • 台湾がOPDSでやろうとしていること

    台湾の経済部工業局が進める智慧生活應用推動計畫(知的生活応用推進プロジェクト)は、ICT技術の活用による市民の知的生活レベルの向上を目的とした、2010年7月から2013年12月までのプロジェクトである。台湾の行政府である行政院が推し進める電子出版産業発展5カ年計画(2009〜2013)(*1)下で経済部工業局が担当する子計画も、このプロジェクトの中で実行されているようだ。 *1 數位出版產業發展策略與行動計畫(電子出版産業発展策略及び行動計画)のこと。この計画については以下のエントリを参照のこと。 ・台湾の「數位出版產業發展策略與行動計畫(電子出版産業発展策略及び行動計画)」(2010年9月18日) ▲智慧生活應用推動計畫のサイトでは電子書籍などの取り組みが動画で紹介されている。 台湾はプラットフォームの枠を超えた電子書籍の流通を促すため、特定の企業の技術や特許に縛られないオープンスタン

    kitone
    kitone 2012/09/18
    おおっ、@kzakza さんが!
  • 新型Kindleでアマゾンは次のステージへ

    今日は確かアマゾンの記者発表(下の埋め込み映像でも再生可)がある日だったな、と思っていつものように知人で行く人がいないか聞き回っていたら「今回は西海岸だよ」と指摘されてまず驚いた。アマゾンによるこの手のイベントは今まで出版業界の中心地である、このニューヨークで行われていたからである。 ということは……と改めて考えてみると、アマゾンにとってキンドルというビジネスがEブックを超えて自社が提供するエンタメサービスであることを世に知らしめる、という意図があるのだなと納得した。 アメリカではEブックは「3割の時代」を迎え、紙のとの共存が当たり前になっている。どのリーダー端末を買ってもそれで読めるについては、セレクションにも値段にも大した違いはない。とりあえず、読みたいはそこにあり、簡単に検索できて、安価で瞬時に手に入る。だから、今さら出版社が新しく加わりましたとか、自費出版の新しい試みが始まり

    kitone
    kitone 2012/09/07
  • 「ブクログ」は本との新しい出会いの場をめざす

    2012年6月1日、GMOグループのpaperboy&co.(以下、ペパボと略)から、ユーザー数55万人以上(2012年8月30日現在)を擁するweb棚サービス「ブクログ」と電子書籍作成・販売プラットフォーム「パブー」が独立事業となり、株式会社ブクログが設立された。 Webサービスを出自とするブクログは、出版社や電子書店、取次とも異なる展開を見せてきたが、分社化によってその動きを加速させようとしている。ブクログが運営する「パブー」はタイトルラインナップに苦慮する楽天koboへ、ユーザー投稿作品の提供も開始した。ヴァーチャル棚サービスとユーザー投稿に加え、BookLiveのような外部サービスとの連携も積極化。電子出版において注目すべき存在になっている。 株式会社ブクログの代表取締役社長に就任した吉田健吾氏に、今後の戦略や展望を聞いた。 「ブクログ」独立事業化の理由 ――まず、今回の分社化

    kitone
    kitone 2012/09/05
    ブクログ社長インタビュー。とても面白い。「Amazonの読者レビューのように炎上しないのは、ユーザーがそこを「自分の本棚」だと捉えているから」
  • 楽天koboの奇妙な書棚

    7月19日に電子書籍リーダー「コボタッチ」が発売されたのと同時に、楽天koboの電子書籍ストアがオープンしました。さっそく端末を手に入れ、何冊かを買ってみようとしたのですが、読みたいがなかなか見つかりません。サービス開始からちょうどひと月が経ちましたが、すでに報じられている品揃えの薄さだけでなく、「書棚」のジャンル分けにも大きな問題があるように感じます。 「小説」と「文学」と「マンガ」の奇妙な関係 電子書籍において市場の中心となるのは、マンガと小説です。長い歴史をもつこれらの表現分野には多くのサブジャンルがあり、実際の書店の書棚も、その実態を反映して構成されています。 たとえば、一足先にスタートしたソニーのリーダーストアの場合、小説は「文学」というジャンルのもとで、以下のような分類になっています。もっと細かく区分することもできるでしょうが、まずは妥当なジャンル分けだと思います。

    kitone
    kitone 2012/08/18
  • TEDは電子書籍でもトレンドセッターになるか

    4月にNHKのEテレで「スーパープレゼンテーション」が始まったこともあり、今や日でも広い認知を得つつあるTEDカンファレンスですが、今回はそのTEDによるTED Booksという電子書籍サービスを取り上げます。 その前にTEDについての基的な解説をしておきます。TEDカンファレンスが始まったのは1984年と意外に古く、元々は著名な建築家、グラフィックデザイナーのリチャード・ソール・ワーマンが始めた、自身の人脈中心の文化会議の色彩が強かったようです。 TEDの方向性が変わるのは、コンピュータ雑誌のビジネスで財を成したクリス・アンダーソン(未だに両者を混同する人がいますが、『ロングテール』や『フリー』の著書で知られるWired編集長のクリス・アンダーソンは同名異人です)が設立した非営利財団にTEDの権利が渡ってからです。 TEDカンファレンス家は、参加者から高額な年会費を徴収し(現在は6

    kitone
    kitone 2012/07/18
    TED Booksの紹介。"Ideas worth spreading"
  • 第3回 本で埋め尽くされた書斎をどうするか

    をテーマにしたエッセイや随筆、棚を紹介するを漁ってみると、僕が知らないだけで、実は「床抜け」はそんなに珍しいことではなく、起こりうるということを思い知った。それどころか床が抜けなくても、が大量にあるというだけで十分大変だということも、嫌というほどに理解した。 との格闘 その中から故・草森紳一のケースを紹介してみたい。著書の『随筆 が崩れる』(文春新書)には次のようなことが書いてあった。 ドドッと、の崩れる音がする。首をすくめると、またドドッと崩れる音。一ヶ所が崩れると、あちこち連鎖反応してぶつかり合い、積んであるが四散する。と、またドドッ。耳を塞ぎたくなる。あいつら、俺をあざ笑っているな、と思う。こいつは、また元へ戻すのに骨だぞ、と顔をしかめ、首をふる。 これは草森さんが風呂に入ろうとしての山が崩れ、浴室に閉じ込められたときの様子である。彼の住む2DKの空間の中でまったく

    kitone
    kitone 2012/07/11
    後半の「本が嫌になった」の話が面白い。そして本じゃなくて服バージョンが読みたい。
  • 明日から国際電子出版EXPO

    明日から国際電子出版EXPOが東京ビックサイトで開催されます(7月4日〜6日。併催の東京国際ブックフェアは7月5日から8日なのでご注意を)。これに先立ち、楽天がKoboの電子ペーパー端末「KoboTouch」の発売と電子書籍サービス開始を発表、またアマゾンもキンドルの近日発売をアナウンスするなど、海外電子書籍プラットフォームがあいついでサービスを始めることで、ようやく日でも格的に電子書籍ビジネスが立上りそうです(Koboについては、大原ケイさんによる「楽天、kobo買収の当の意味」が読まれています)。 2011年の電子書籍市場は前年比ダウン ここ数年来、「電子書籍元年」との報道が相次ぎましたが、インプレスが日発表した「電子書籍ビジネス調査報告書2012」によれば、2011年の電子書籍市場は前年比マイナス3.2%の約629億円でした。 なかでもこれまで日電子書籍市場を牽引してき

    kitone
    kitone 2012/07/03
  • 3・11後の「知のアーカイブ」をつくる試み

    みすず書房のPR誌『みすず』6月号に、ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日研究所のエリック・ディンモア氏とアンドルー・ゴードン氏による「2011年東日大震災デジタルアーカイブ」という文章が掲載されています(同社ウェブサイトからPDFで全文がダウンロード可)。この文章を読み、「2011年東日大震災デジタルアーカイブ」の活動をはじめて知りました。 まだアルファ版とのことですが、さっそくアクセスしてみたところ、「ウェブ・アーカイブ検索」「震災情報レイヤー地図」「わたしの「東日大震災」」という三つのコーナーがすでに公開されています。 「ウェブ・アーカイブ検索」は震災関連のさまざまな資料や記録の横断検索です。まだ暫定版とのことですが、ここでたとえば「図書館」と入力すると、たとえばSAVE MLAKがとりまとめた被災地の図書館や美術館、博物館、文書館、公民館などの被災状況を示す写真や、

  • 復刊はもうひとつの出版の「本道」である

    書籍の復刊は新聞書評に載らない仕事です。書評に取り上げられるのは、あくまで新刊書だけです。海外文芸作品の「新訳」なら取りあげられる可能性もなくはありませんが、復刊ではまず無理でしょう。また復刊書がベストセラーになることも滅多にありません。表舞台に背を向けた、決して「主役」にはなれない仕事です。しかし、だからこそ読者の願いを当に叶えることのできる仕事でもあるのです。 「復刊ドットコム」の活動は今年で12年目を迎えます。これまで5000点以上の復刊を実現させてきました。「復刊ドットコム」で復刊を実現する方法は、二つあります。一つは私たちが出版社交渉によって「ネット書店」として実現する方法。もう一つは私たちが「出版社」として実現する方法です(下図を参照)。 全体では前者が八割、後者が二割の占有率です。前者は投票数というマーケティングデータから、すべて私たちがリスクを負う買切仕入れです。復刊では

    kitone
    kitone 2012/06/06
    復刊ドットコムの話。「「復刊」はブルーオーシャン」
  • 「ニコニコ静画」で読書に新たな価値を

    ニコニコ動画を知らない人はもういないはずだ。動画の上にユーザーがコメントを付与して楽しめるこのサービスは、2006年に開始、YouTubeから接続を遮断されたり、テレビ局などから投稿の削除を求められたり、という長い困難の時期を経て、2010年に黒字化を果たしている。先日(4月28日-29日)に9万2384人が幕張メッセを訪れたイベント「ニコニコ超会議」も注目を集めた。 そのニコニコ動画を運営するドワンゴ社がいま力を入れているものの1つが電子書籍だ。「ニコニコ静画」(動画ではないことにご注意いただきたい)と銘打って、イラスト投稿を起点に、漫画ライトノベルなどへとその守備範囲を広げつつある。 動画と同じく、ユーザー投稿だけでなく、角川書店との提携により商業作品の充実を図っているのも注目すべき動きだ。Kindle版の開始もまもなくと言われるなか、商業作品の品揃えを競う国内電子書店とどう戦略

    kitone
    kitone 2012/05/22
  • 大手出版5社はEブック談合してたのか?

    先々週、米司法省(DoJ)がアメリカの大手出版社5社とアップルに対し、電子書籍の値段について談合し、Eブックの値段を吊り上げたことが独禁法に違反するとして提訴し、うち3社が和解に応じた、というニュース。翻訳記事も含めてあちこちで伝えられている。 Wired | TechCrunch | Computer World | AFP BB ニュース | MSN産経ニュース | マーケットハックの広瀬さん | eBook User この訴訟について言っておきたいのは次の3点。 1)エージェンシー・モデルそのものが違法とされたのではない。 2)和解に応じるのは非を認めたことにはならない。 3)この訴訟で唯一得をしている企業はどこなのかを考えると、この訴訟の真の意味が見えてくる。 日だとどうしても知名度の高いアップル社が被告に名を連ねているし、それでなくともアップルは、他のIT企業とよく新技術の特許

    大手出版5社はEブック談合してたのか?
    kitone
    kitone 2012/04/23
    内容も面白いけど、しょっぱなで「この訴訟について言っておきたいのは次の3点。」と書くのがいいなあ。
  • 第1回 本で床は抜けるのか

    木造二階建てアパートの二階にある4畳半の部屋に仕事場を移したところ、畳がすべて荷物で埋まってしまった。部屋の壁際三辺は立て掛けた棚や分解した机で覆われ、部屋の大部分を占めるそれ以外のスペースは高さ約30センチのの束で埋め尽くされた。 部屋の真ん中にいる僕の足元は見えない。の束と束の間にかろうじて足を突っ込んでいるからだ。足に泥は付着しないが、ぬかるみに膝下をずぶずぶ突っ込んでいるようなものだ。部屋の中を移動するにはの束から足を引き抜いて、の束を踏み台にするか、つま先がやっと入るかどうかのすき間に無理矢理足を突っ込むしかない。 不安のはじまり 床がで埋まっているというのに不思議と焦ってはおらず、床が抜けるというケースはまったく想像していなかった。むしろ運び終えたことに安堵していて、時間をかければ何とか片付くだろ、と呑気に考えていた。 運搬を手伝ってくれた便利屋スタッフが帰りの車中

    kitone
    kitone 2012/04/17
  • 「電子書籍」の前にまず「電子出版」を « マガジン航[kɔː]

    posted by 仲俣暁生(マガジン航) 「憂な e-Book の夜明け (仮) アトムとビットのメディア考現学」という電子書籍を上梓されたKazuya Yasui(夜鷹)さんにご寄稿いただいた、「電書メランコリーの蚊帳の外で」という文章を「読み物」コーナーに公開しました。私はこの文章を読んで、ここ数年、自分のなかでずっとすっきりしなかったことが、ストンと腑に落ちる思いがしました。 Yasuiさんは、「文化」としての出版と「商行為」としての出版は全くの別物である、とした上でこう書いています。 「出版」の原義が「世に出して知らしめること」であるのは、英語の “publish” が “public” からの派生語であることを考えても明らかで、来そこに商行為の匂いは一切含まれない。同様に「文化」を表す “culture” は “cultivate” からの派生語だ。原義の「土地を耕して耕作

    「電子書籍」の前にまず「電子出版」を « マガジン航[kɔː]