![Google社、まもなく「Google Book Search三者和解」を正式解消へ、作家・出版団体との法廷闘争を再開か | HON.jp News Blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/db64683b54c323a671952b0d66dd1c6c9e4bef7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fhon.jp%2Fnews%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F03%2Fthumbnail_w1280h720.png)
・Google books、慶応義塾大学とタッグを組んで、著作権切れの書籍をスキャン・アップロード中。大要はこちら。 ・慶応の決定は英断に属するが、スキャンする方はどうか。いくつか見てみたら、微妙にななめになってたり、その結果、映るべきものが映ってなかったり、挙げ句には切れ切れになっていたり、最後のページ(丁)からはじまっていたり。少々以上に残念なことです。どうやら、スキャン環境に物理的な制約があるようです。作業領域が狭いとか。 ・ただ、どうやらスキャンにあたる人間のスキルにも問題がありそう。こちらの3枚めの画像を。色合いの変化もあってギクリとします。中指と薬指にはめられたサック。このように和本をめくっているわけです。 ・これは普通の書籍をめくるときの用具のはずです。めくりやすさを確保するとともに、指の皮膚の磨耗を防ぐ意味もあるのでしょうけれど、めくりやすさは摩擦力の増大によるものです。こ
日本では著作権の問題やら出版社の抵抗で普及が遅れている電子書籍ですが、英語圏では既にAmazonでも通常の書籍より電子書籍の方が売れているなど電子書籍が既に相当普及しています。Googleも負けじとなかりにブック検索を皮切りに電子書籍市場に本格参戦しようとしているようですが、さてリンクのない書籍の世界でGoogleはどのようなアルゴリズムでブック検索に挑むつもりなのでしょうか?SEO by the Seaが電子書籍検索の最先端を探ります。 — SEO Japan ウェブページとは異なり、グーグルがインデックスを行い、ページランクを計算するためのリンクは本には存在しない。リンク先のページに関するメタデータのような役割を果たすアンカーテキストもない。本は、ウェブページのように独自のタイトルの要素、メタデスクリプション、そして、見出しを持つそれぞれ独立した存在のページには分類されない。また、本に
Googleブックスの問題をよく追いかけてくれている商事法務の法律雑誌「NBL」が、ちょっと前にまた、「Google Books和解案の不承認決定に関する解説」(松田政行・増田雅史)という記事を出している。 和解案が修正されて日本があんまり関係なくなったというのはわかったけど、その点ばかりが強調されて不承認決定が実質的にどんな話だったのかはよく見えていなかったので、その辺を丁寧に解説してくれていてありがたかった。 読んでいてなかなかおもしろかったのは裁判所が「クラス代表の適切性」について指摘した部分。クラスアクションとして訴訟を起こした人たちが、本当にそのまとまりを代表する資格があったのか、とか多分そんな感じのことね。 で、ひとつは構成員間で利益対立があるじゃんというところの指摘。 ・学術書の著者:Pamela Samuelson教授の意見を引用する形で、学術書の著者は知識へのアクセスを最
国立国会図書館で9月15日、『インターネットと文化〜チャンスか危機か〜』と題し、前フランス国立図書館長であるジャン-ノエル・ジャンヌネー氏による講演会が開催された。同氏はフランス政府でも要職を務め、著書『Googleとの闘い 文化の多様性を守るために』(岩波書店)は日本でも出版されている。講演では、現在物議を醸している「Googleブックス」問題について多く語られた。 ジャン-ノエル・ジャンヌネー 前フランス国立図書館長。Googleブックス問題について考察を記した同氏の著書はさまざまな言語に翻訳され、少数言語の国からの反響が特に大きかったという 講演は東京および京都で開催され、いずれも早々に満席。図書館関係者によれば、両会場とも定員締め切り後にも問い合わせが多く、予想以上の関心の高さがうかがわれたという。 テクノロジーの進歩とメリット、デメリット ジャンヌネー氏はまず、グーテンベルクによ
米Googleは9月17日、同社が電子化したパブリックドメインの書籍を製本し、オンデマンドで販売するサービスで米On Demand Booksと提携したと発表した。 On Demand Booksは簡易印刷・製本機「Espresso Book Machine(EBM)」のメーカー。EBMは300ページ程度の書籍を4分以内に印刷し、カラーの表紙を付けて製本できる。本体価格は7万5000ドルで、現在米、英、カナダの数十の図書館や大学、書店に設置されている。 EBMを設置した施設は、ネット上に暗号化されて保管されているコンテンツを製本し、オンデマンドで販売することができる。これまで販売可能だったのは数社の出版社との契約による約160万冊だったが、Googleブック検索上の200万冊以上のパブリックドメイン書籍も販売できるようになった。 企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も
米国のウィスコンシン大学マディソン校およびテキサス大学は、Googleブック訴訟の和解案を受けて、書籍のデジタル化に関するGoogleとの提携内容を拡大修正することを発表しています。 UW-Madison expands agreement with Google http://www.news.wisc.edu/16886 Libraries and Google amend Book Search agreement http://www.lib.utexas.edu/about/news/libraries_and_google_amend.html E933 – ミシガン大,Googleとの資料デジタル化に関する協力体制を拡大 http://current.ndl.go.jp/e933
ミシガン大,Googleとの資料デジタル化に関する協力体制を拡大 ミシガン大学とGoogle社は,図書館の所蔵資料のデジタル化を目的とした協力体制(E403,E543参照)を拡大するために契約を2009年5月19日付けで修正することで合意した。契約修正は,Googleブック検索をめぐるGoogle社と米国の著作者団体・出版社との和解案がまとまったこと(E857,E918参照)を受けたものである。ミシガン大学は「今回の契約修正は,所蔵する印刷物資料への広範なパブリックアクセスというミシガン大学のビジョンの実現を保証する,重要なステップとなる」としている。 契約の修正事項には主に下記のようなことが含まれる。 ミシガン大学の所蔵資料へのパブリックアクセスの拡大 これまではパブリックドメイン(著作権存続期間が終了した図書)のデジタル複製物のみが提供の対象であったが,裁判所が和解案を承認するとともに
はじめに 巨大な対象の全貌を見通すには、対象から距離を取らなければならない。21世紀になってからの7年という期間は、20世紀という巨大な対象の全貌が姿を現すのに十分な時間であったかどうかは分からないが、20世紀にはどのような著作が出版されたのかを纏めてみようと私が思い立ったのは、著作の被引用数、すなわち任意の著作が他の著作にどれだけ引用されているかが、Google Scholarを用いて調べられることが分かったからである。この小論の目的は、被引用数という指標を用いて、20世紀の文系学術書のランキングを作ることである。以下には、「文系学術書」という限定が必要であった理由を記そう。 ある著作の被引用数という指標は、その著作が学術の世界でどれだけ影響力があったかを客観的に知る手がかりになる。被引用数という指標は、引用し、引用される著作のネットワークの中で、任意の著作がどのようなポジションにいる
Googleブック検索について、日本文藝家協会が和解案を受け入れる考えを明らかにしたと報じられています。同協会は和解案に抗議する声明を2009年4月に発表していましたが、来日した全米作家協会や全米出版社協会の担当者らと意見交換し、日本で刊行中の書籍は除外されるという説明を受けたとのことです。会員に対して呼びかけていた、Google社に対するデータ削除申請の要請も撤回するとのことです。 文芸家協会:グーグル和解案受け入れ 絶版書籍デジタル化(2009年5月28日付け毎日jpの記事) http://mainichi.jp/life/electronics/news/20090528k0000m040131000c.html グーグル書籍検索訴訟、日本流通分も対象外 原告会見(2009年5月28日付けNIKKEI NET IT-Plusの記事) http://it.nikkei.co.jp/in
情報通信政策フォーラムのセミナーの記録。 私には文芸家協会や一部の出版社が何を騒いでいるのか、さっぱりわからない。ブック検索を使ってみればわかるが、これは本の一部を「立ち読み」できるだけで、それによって本が売れなくなる可能性はない。著作権というのは、しょせん金銭的な権利なのだから、「著者の尊厳」がどうとか騒ぐのはナンセンスだ。そもそもこのサービスは公共的なもので、国会図書館も今回の補正予算で127億円を計上してデジタル化とネット公開を進める。外資がやるのには怒るが、お上がやるのには文句をいわないのか。 権利意識の希薄な日本で、こんな話が大騒ぎになるのは奇観である。彼らは「プライバシー」とか「著作権」を騒ぎ立てるのが権利にめざめた「近代人」だと思っているのかもしれないが、これは逆だ。こういう疑わしい権利を「自然権」として絶対化するのは、フランスやドイツなど後進国の法体系である。英米では、
このところネットや出版業界では「Googleブック検索」の和解が話題だ(関連記事)。 Google ブック検索は、その名の通りインターネット上で実際の書籍を検索できるサービスだ。グーグルが自分でスキャンしたり、出版社や著者から提供された書籍をデータベース化し、ユーザーがキーワードを入力して検索すると、その言葉が含まれる書籍がずらりと現れる。 話題になっているのは、この書籍の「著作権」だ。 グーグルは著作権者に許諾を得ずに書籍をスキャンしていたため、米国で集団訴訟(クラスアクション)を起こされて和解に至っている。そしてこの和解には、実は日本の著者や出版社も含まれている。 どうした経緯で裁判が和解に至り、なぜ日本の出版社が巻き込まれたのか。今後はどういった展開が考えられるのか。著作権に詳しい、ジャーナリストの津田大介氏に話を聞いた。 日本の出版業界も「巻き込まれた」 ── これまでの経緯を簡単
4月下旬、東京ミッドタウンデザインハブにおいて、アスキー総合研究所、ワイアードビジョン、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の3者が主催する「米国Googleの権利覇権と情報流通革命」と銘打たれたトークセッションが行なわれた。弁護士・ニューヨーク州弁護士・日本大学藝術学部客員教授の福井健策氏が、現在、出版・流通業界や著作者に波紋を広げている「Googleブック検索」の提起した課題と、それに私たちはどう向き合えば良いのかを語った。聞き手はワイアードビジョン編集委員・仲俣暁生氏。会場にはクリエイティブ・コモンズに詳しい津田大介氏も来場しており、予定の時間をオーバーして熱い議論が交わされた。 いま何が起こっているのか? Googleブック検索は、その名の通り、新聞・雑誌などの定期刊行物以外の書籍(コミックも含む)を、Googleがスキャンしてインデックス化し、検索を可能にするというサービスだ
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