試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ブルーに染まったスタンドが大きく揺れた。サッカーJ1モンテディオ山形は23日、ホームの天童市・NDソフトスタジアム山形で京都と対戦し、1−0で勝利。神戸が大宮と引き分け、山形が来季もJ1で戦うことが決まった。サポーターは「よくやった」と歓喜し、ピッチで奮闘した選手たちにエールを送った。 残留か、降格か。リーグ戦終盤に入り、残留争いは激しさを増していた。それでもファンは、山形が来季もJ1のピッチに立つことを信じていた。 大音量の声援で選手を後押ししようと、この日は初企画の「山形県民応援デー」。8582人が会場に足を運んだ。サポーターズクラブ連合会が呼び掛けた、手形で山形県の地図を描く「手形の大応援幕」には、来場者ら約5000人の“手”がびっしり。白地に青い山形県が浮かび上がり、スタジアムの聖火台前に掲げられた。サポーター有志が企画した「ブルービブス・プロ