7月11日、いよいよわが国でも、あの話題のケータイ端末「iPhone」が発売された。この端末をいち早く手に入れようと、各所に長蛇の行列ができたのはすでに各メディアが報じているとおりである。 筆者は1989年に自動車電話を入手して以来、わが国の携帯電話サービスの動向を追い続け、またその間のケータイ端末や各種周辺サービスを実際に試し続けてきた。しかしこの20年を振り返ってみたところで、このような“1モデル”の端末発売でここまで盛り上がりを見せたものはこれまでに無かったはず。iPhoneがなぜこれほど話題となり、そしてユーザーが熱くなるのだろうか。