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ブックマーク / xtech.nikkei.com (466)

  • 国民IDのシステム開発に6100億円

    政府のIT戦略が具体化に向け動き始めた。IT戦略部(高度情報通信ネットワーク社会推進戦略部)は2010年6月22日、IT戦略の工程表を公表した。6月29日には内閣官房国家戦略室が、「国民ID制度に必要なシステム開発コストは最大6100億円」との試算結果を発表した。具体的なスケジュ ールやコストが見えてきたことで、7月11日の参議院選挙明けにも、各省庁は予算措置や法改正に向けた作業に入る。 工程表は、5月に発表したIT戦略を具体的な作業内容に落とし込み、図表上にスケジュールとともに示したものだ。「国民ID関連法案を2012年度末に提出する」「内閣官房と総務省が2011年度に政府CIO体制を整備」「総務省が2011年度に政府・自治体のクラウド調達基準を策定する」といったことが、ひと目で分かるようになった。 このIT戦略のなかでも核になりそうなのが、民主党がこれまでマニフェストでも明記してき

    国民IDのシステム開発に6100億円
  • フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか

    問題 問67 フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか。 ア 故障などでシステムに障害が発生した際に、被害を最小限にとどめるようにシステムを安全な状態にする。 イ システム障害は必ず発生するという思想の下、故障の影響を最低限に抑えるために、機器の多重化などの仕組みを作る。 ウ システムに故障が発生する確率を限りなくゼロに近づけていく。 エ 人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する。 解説と解答 フールプルーフ(fool proof)は、利用者の不注意や誤操作などによってシステムが意図しない方法で使用されても、システムが故障したりしないようにするなど、「人間がシステムの操作を誤ってもシステムの安全性と信頼性を保持する」というシステムの信頼性設計の考え方です。 フールプルーフでは「システム利用者のミスは避けられない」という前提に立っており、利用者が間違った操作を

    フールプルーフの考え方として、適切なものはどれか
  • [Windows]知っておきたいWindowsの仕組み、コマンドやQ&Aなどのリファレンス情報も役に立つ

    Windows]知っておきたいWindowsの仕組み、コマンドやQ&Aなどのリファレンス情報も役に立つ ITproでは、2010年4月にサイトのリニューアルを実施する予定である。今回のリニューアルでは、現在「Windows」「Windows Vista」「Windows Server 2008」「Office」の4つに分かれているテーマサイトを、「Windows/Office」という1つのテーマサイトに統合する予定だ。今までばらばらに分かれて掲載されていたWindowsとOfficeの情報を、1つのポータル・サイトとしてまとめて確認できるようにすることで読者の利便性を高めるのが狙いである。 リニューアルを前に、過去に「Windows」「Windows Vista」「Windows Server 2008」「Office」で公開した記事の中から、読者に好評だった記事や、ぜひ読んでおいていた

    [Windows]知っておきたいWindowsの仕組み、コマンドやQ&Aなどのリファレンス情報も役に立つ
  • 第16回 「予算です」と言っては成長できない

    情報システムの“ユーザー企業”にとって、情報システムをどう活用すれば競争力を強化できるのか。ITベンダーやシステム・インテグレーターなどの営業トークや提案内容を見極めるうえで何に留意するべきか。ITベンダーなどに何かを求める以前に、“ユーザー企業”が最低限考えなればいけないことは何か――。 野村総合研究所で約20年間勤務した後に、人材派遣大手スタッフサービスのCIO(最高情報責任者)を務めて急成長を支え、『ダメな“システム屋”にだまされるな!』(日経情報ストラテジー編)の著者でもある佐藤治夫氏が、情報システムの“ユーザー企業”の経営者・担当者の視点から、効果的な情報化のための発想法を解説する。 前回(第15回)は、成長企業である“ユーザー企業”がIT(情報技術)を上手に活用するうえで重要なポイントを3つ示しました。「情報化推進者について」「費用対効果ならぬ時間対効果について」「ワーストシナ

    第16回 「予算です」と言っては成長できない
  • 広がる“オンデマンド型”交通システム、ITでタクシー並みサービスをバスと同水準の料金に

    地方自治体において、“オンデマンド型”交通システムの導入が広がっている。オンデマンド型とは、赤字のバス路線の代わりに、ワゴン車や乗用車を使って利用者の玄関先から指定場所までドア・ツー・ドアで送り届けるサービスだ。その実現には、CTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)やGPS(全地球測位システム)など、車を効率的に運行・管理する仕組みが不可欠だ。 福岡県八女市が、オンデマンド型交通システムを導入した自治体の一つ。2010年1月18日に、「八女市予約型乗合タクシー」の運用を開始した。赤字だった路線バスに代えて、ワゴン車3台を市民の要望に応じて走らせ、送迎する(写真1)。 利用者は、利用したい日時の30分前までに予約センターに電話し、目的地を伝えて予約する。自宅からはもちろん、外出先からでも利用できる。料金はサービスエリア内であれば、どこまで行っても片道300円。タクシーなら数千

    広がる“オンデマンド型”交通システム、ITでタクシー並みサービスをバスと同水準の料金に
  • なぜこの会社はモチベーションが高いのか

    著者は地方企業・中小企業研究で知られる実践派の学者。知名度は高くないが好業績を上げる15社を取り上げ、社員のモチベーションを高める様々な工夫を紹介する。賃金や処遇の向上以外の手法で、モチベーションを上げるための処方せんを示している。 現場の社員を経営方針策定に参画させたり、経営情報や目指す方向性を伝える努力をしたりしている企業が多く登場する。こうした仕組みが社員の満足度を上げ、顧客満足度向上や有能な人材の離職率抑制につながるというわけだ。一方で、提案制度や表彰制度など細かな制度の導入は社員のモチベーションとほとんど関係がないというのが著者の主張である。

    なぜこの会社はモチベーションが高いのか
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  • 第18回 ITコストは社内公開せよ

    ディスクロージャー(情報開示)あってこその信頼感 世の中の大きな流れを見ていると、今までブラックボックスだったものが色々見えるようになってきた。 企業経営においては、2006年に施行された会社法や2007年に施行された金融商品取引法によって、開示義務の範囲や内容が充実してきている。上場会社に対しては証券取引所が投資家にとって影響の大きい会社情報を適時に開示することを義務付ける制度を設けている。さらにIFRS(国際会計基準)に基づいた国際財務報告基準書が統一的に適用されていく動きがあり、日も適用を迫られている。 これらはディスクロージャー(開示)と呼ばれる投資家保護のための情報公開であり、金融取引や商取引のグローバル化が背中を押している。政治の分野でも政治資金規正法によって政治資金の収支の開示を求め、授受についても規正をしている。また、「パフォーマンスだ」と言われながらも民主党の「事業仕分

    第18回 ITコストは社内公開せよ
  • 評価を高める仕事術(3)自分の「ダメ常識」が成長を妨げる

    この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前回は11のネガティブ特性の一番目である「先を読まない、深読みしない、刹那主義」で、「先が読めない」人は損をすることを説明した。11のネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から、「先を読まない、深読みしない、刹那主義」の人をどのように矯正するかに話を進める。「マインドセット」「スキルセット」研修の考え方と、特にマインドセットを習得する際の障害になる「メンタルブロック」につ

    評価を高める仕事術(3)自分の「ダメ常識」が成長を妨げる
  • 第3回 アジャイルとモデルの良好な関係

    研究所では、アジャイル開発を素材に、より良いシステム開発のあり方を求めていく。開発手法そのものを見直すことは、より良いシステムを作るだけではなく、開発を担当するチームが成長し、個人の満足度も高まると考えられるからだ。今回は、私が取り組んでいたアジャイル開発では必ず存在したモデルの役割について考えてみましょう。 私が社会人になってから経験したアジャイル開発には、必ずモデルがありました。みなさんもご存じのように、モデルは設計の重要な要素であり、情報システムの良し悪しに直結します。ですが、モデルの役割は設計にだけあるのではありません。モデルを利用することが開発者の助けにもなると思います。 モデルを使った開発は、開発者にやさしい 私が経験したモデルを用いた開発の概要を紹介します(図1)。 まずは開発を始める前に、モデルの設計者からモデルの概要説明がありました。実はそのときの説明では、私はモデルを

    第3回 アジャイルとモデルの良好な関係
  • 新「エクスプローラ」の変更点を分析する

    「エクスプローラ」は、まさにWindowsのユーザー・インタフェース機能の中核と言っていいものだろう。その役割は、メインである「ファイル管理」だけに止まらず、「検索」、「アプリケーションの起動」、「コンテンツのプレビュー」など実に多岐にわたる。今回は、Windows 7でも操作の中核となっている、そんなエクスプローラに焦点を当ててみよう。 なお、Windows Vistaまでは「コンピュータ」「エクスプローラ」のように末尾の長音表記を省略していたが、Windows 7ではこの表記方法が変わり「コンピューター」「エクスプローラー」のように表記するようになっている。今回の記事では、画面での表記などの一部を除き、原則として従来と同じ「エクスプローラ」という表記を使う。 Windows 3.xのファイルマネージャが発展 エクスプローラの発祥は、Windows 3.x時代の「ファイルマネージャ」にさ

    新「エクスプローラ」の変更点を分析する
  • 第2のインターネットに乗り遅れるな、2010年に始まる社会インフラ変革

    社会基盤の将来像を描き出す――。国内の大手企業22社が2009年末に、「スマートコミュニティ関連システムフォーラム」を立ち上げた。2010年以降に直面する社会インフラの課題を洗い出すのが目的だ。住宅や自動車、電気、新しい情報ネットワークなど六つの領域で、民間主導による社会インフラ整備を急ぐ。 スマートコミュニティ関連システムフォーラムに参加するのは、エネルギー、自動車、建設、電気機器などを手がける大手企業である。IT分野からは、NTTやKDDI、NECグーグルなどが参加する(表)。これだけ多くの大手企業が集結し、今後の社会インフラのあり方について議論するのは、今回が初めて。2010年6月をメドに報告書または提言集などを作成し、公開する方針だ。事務局は、経済産業省が務めている。 2010年は国内の社会インフラを見直す動きが活発な1年になるだろう。「2020年までに温室効果ガスを25%削減す

    第2のインターネットに乗り遅れるな、2010年に始まる社会インフラ変革
  • 第23回 「Have Fun!」~どうせやるなら楽しくやろう~

    ファシリテーション・テクニックを極める当研究所。現場で培ってきた数々のテクニックやノウハウの中から、即効性があるツールを紹介しています。第23回と第24回は、「Have Fun!」です。研究所ではこれまで、プロジェクトを円滑に進めるための具体的な手法やツールを紹介してきました。今回は、気持ち、心構えといった“テイスト”がテーマです。どんな優れた手法やツールも、活用する人に「心」がなければ活きてきません。 「仕事を楽しむ」とはどういうことか? 「好きなことばかりやっていれば、人生はなんて楽しいんだ」――。なんて夢想にふける瞬間は、だれにでもあるはずです。しかし、次の瞬間には現実に引き戻され、目の前に積まれた資料の山や未読メールに取り組む羽目になっていませんか。あぁ、なんてつらいんだろう・・・。 当研究所のメンバーたちは、仕事に取り掛かるとき、あるいはプロジェクトに取り掛かるとき、「Have

    第23回 「Have Fun!」~どうせやるなら楽しくやろう~
  • 第6回 様々な「モチベーション要因」の特性を知り、やる気向上につなげる

    今回は、モチベーションの源泉となる要因を、ある切り口に基づいて説明しましょう。 モチベーションを左右する要因については様々な考え方がありますが、ここではアメリカの臨床心理学者フレデリック・ハーズバーグが提唱した「二要因理論(動機付け・衛生理論)」を紹介します。モチベーション理論としては、マズローの欲求5段階説などと並んで著名な理論で、その後のモチベーション理論の研究にも大きな影響を与えています。 満足を招く「動機付け要因」と不満足を招く「衛生要因」 図1はハーズバーグらが米国ピッツバーグ市で200人のエンジニアと経理担当事務員にインタビュー調査した結果です。仕事で「極端な満足を招いた出来事」と「極端な不満足を招いた出来事」を聞き、それぞれを「達成」「承認」などの要因に分類したうえで、各要因が満足あるいは不満足のどちらを招いたのかを調べています。

    第6回 様々な「モチベーション要因」の特性を知り、やる気向上につなげる
  • これからは「自産自消」、レンタル農園と利用者をSNSでつなぐ

    農業やの安全への関心が高まる中、レンタル農園を利用して野菜を育てる消費者が増えている。郊外の農地を借り、自分で野菜を育て消費する「自産自消」という新しいのスタイルを取る。ただ野菜作りが簡単とはいえないこともあり、一過性のブームに終わる可能性もある。レンタル農園事業最大手のマイファームは、利用者に向けたコミュニケーションサイトを構築し、「自産自消」の継続を支援する。 京都に社を置くマイファームは全国26カ所にレンタル農園を持ち、2000人を超える利用者に提供している。週末になると近郊都市部の利用者が家族連れで農園を訪れ、野菜作りや畑の整備に精を出す(写真1)。利用料金は、15平方メートルの農地が、月額3000~6000円である。西辻一真代表自身も、週末には全国の農園に顔を出し、会員と一緒に農作業に汗を流す。 利用者の多くは、野菜作りの素人。そこで農園の持ち主などが「管理スタッフ」「菜園

    これからは「自産自消」、レンタル農園と利用者をSNSでつなぐ
  • 新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)

    普段使用する漢字の指針となる「常用漢字表」が、2010年度にも改正される。新たに追加される196文字の中に、文字コード「シフトJIS」にない漢字が含まれているため、情報システムに大きな影響を与えそうだ。最新のJIS規格「JIS X 0213:2004」の改正に委員としてかかわった京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センターの安岡孝一准教授が、問題の核心を解説する。     (日経コンピュータ) 2009年11月10日、文部科学省の「文化審議会国語分科会」において、常用漢字表の改正案が承認された。現行の常用漢字表にある1945字から「銑」「錘」「勺」「匁」「脹」の5字を削除し、新たに196字を追加する改正案で、2010年度の内閣告示を目指している。 新しい常用漢字表が告示されると、「シフトJIS」や「EUC-JP」といった従来からある文字コードを使用するシステムで大きな問題が生じ

    新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能 | 日経 xTECH(クロステック)
  • 第10回 「倹」の章――「メザシの土光さん」の質素倹約を知り、地方鉄道を再生する

    土光さんは「仁」ある「倹」の実践者 長らくご無沙汰しておりました。読者の皆様には、誠に申し訳ございませんでした。 今回のテーマは、「倹」です。費用(コスト)を節約する「倹」であり、質素倹約の「倹」でもあります。この「倹」という字を私は見るたびに、故土光敏夫・元経団連会長(石川島播磨重工や東芝の社長などを歴任)のことを思い出します。 土光さんが政府の「臨調」会長などとして活躍されたことをご存じの方は多いと思います。夢とビジョンのある国家百年の計、国家百年の「仁」をなす信念をもって、無私の心で日の発展に尽くされました。 徹底した経営合理化で石川島播磨重工業(当時)や東芝の立て直しを行った土光さんは、企業再建の名人ともいわれました。そしてよく「メザシの土光さん」とも言われ、当時の多くの国民に慕われていました。法師(僧侶)のような厳かで飾らぬ風貌と、朝に奥様と2人で菜根の味噌汁とメザシをべる

    第10回 「倹」の章――「メザシの土光さん」の質素倹約を知り、地方鉄道を再生する
  • [指南役の提言]仮想化が普及し、プライベートクラウドへ向かう

    仮想化技術の利用が格化してきた。コンピュータリソースを抽象化することで様々なメリットが得られるからだ。仮想化技術をベースにブライベートクラウドを構築する事例も現れている。米ガートナーリサーチのトーマス・ビットマン バイスプレジデント兼最上級アナリストに、仮想化の進行状況やプライベートクラウドの課題を聞いた。(聞き手は森山 徹=日経コンピュータ) 仮想化技術がもたらす価値をどうとらえればよいか。 仮想化技術ITの近代化を促進する触媒だといえる。仮想化はサーバーの統合を促進し、電力消費を削減したり、サーバーの拡散を抑えたりできる。仮想化技術の導入を機に、オペレーションのプロセスが変わることがポイントだ。仮想化により、アプリケーションやサーバーのデリバリ、変更や機能追加のスピードが格段に上がり、すべてのプロセスの近代化が進む。 サーバー仮想化はどれくらい普及してきたか。 メインフレームの世界

    [指南役の提言]仮想化が普及し、プライベートクラウドへ向かう
  • COBOLはクラウド時代も現役、09年は最も多くのコードが書かれた

    COBOLはクラウド時代も現役、09年は最も多くのコードが書かれた 英マイクロフォーカス CTO スチュアート・マギル氏 プログラミング言語COBOLが開発されてから今年で50周年となる。業務システム開発の主役だったのは過去の話となり、今や古臭い技術と扱われることも多い。ユーザー企業でもCOBOLプログラムは保守コストばかりかかる困り者と見なされている。こうした風評に対し、オープンシステムで動作するCOBOL開発・実行環境ベンダーである英マイクロフォーカスのスチュアート・マギルCTOは「COBOLはクラウド時代にも現役のプログラミング言語として生き残る」と断言する。 (聞き手は白井良=日経コンピュータ) COBOL生誕50周年とのことだが、「COBOLは死に筋の技術」と言われてからも10年くらい経っている。 動いているCOBOLプログラムは全世界で2400億行あり、年間30億行が追加されて

    COBOLはクラウド時代も現役、09年は最も多くのコードが書かれた
  • 新規技術の進展と成熟技術の移転を予測する

    IT技術者は、自らを取り巻く環境の変化に対応し、身に付けるべきテクノロジを選択しなければならない。そのための羅針盤になることを目指し、情報サービス産業協会(JISA)が作成するのが、情報技術マップである。今回は、情報技術に対する認知度分析や、継続利用意向分析の目的・活用方法、および2009年度の調査結果について解説する。 JISA情報技術マップでは、2004年度の調査開始以来、様々な切り口からの調査・分析を実施してきた。基的には、回答者が過去に携わったシステム構築プロジェクトにおいて、ある要素技術を採用したかどうか(実績)、また今後に採用するかどうか(着手意向)についての定点観測を続けている。 これにより情報技術マップでは、ある要素技術が情報サービス市場のなかで、他の技術と比べて相対的にどの位置に置かれているか、過去からどのような進展をたどってきたかを可視化できる。また、その要素技術が、

    新規技術の進展と成熟技術の移転を予測する