相手のアゴを手のひらで押し上げるのがコツなんだとか。 時期を問わず、年がら年中物騒になった昨今。せめて自分自身と身近な人だけでも守れる術をということで、「月刊4B」では初代パンクラス・ライト級チャンピオンの昇侍(しょうじ)さんに、護身術の基本をインタビューしています。 その内容は、刃物からは徹底的に逃げて、バットなどの武器にはむしろ踏み込めとか、彼女を襲う暴漢を組み敷く方法とか、かなり簡潔で実用的。なかでもなるほどと思わされたのは基礎中の基礎、アゴを攻めることの有効性ですね。 「相手に正面から組み付かれたときは、相手のあごをグッと上に押し上げてやると、簡単に抜けられます。あごを叩くというよりは、下から上へ押し出す感じですね」 宮田一郎のような天才カウンターパンチャーが寸分の狂いもなく、華麗にアゴを打ち抜くというのはイメージつきやすいですが、トルクを効かせるこんな形でも効き目があるとは。 あ