それは残念ながら、予想された結果であったといえるだろう。 4月15日、選挙遊説中の岸田文雄首相が爆弾を投げつけられ襲われた事件は、犯人がどのような動機で犯行に及んだのか、いまのところ明らかではない。しかし、安倍晋三元首相暗殺事件に触発され、岸田首相を襲おうとしたのではないかと推測させる理由はいくつもある。 帝京大教授・文学部長の筒井清忠氏(菅原慎太郎撮影)昨年7月の安倍氏殺害の後、逮捕された山上徹也被告が、旧統一教会信者の母親の経済的破綻を恨み、「安倍氏が旧統一教会とつながっていると思ったので狙った」などと供述していたことが判明すると、それまで犯人を非難していたマスメディアは一転、その矛先を旧統一教会と被害者の安倍氏に向けた。暴力は許せないと言いながらも、山上被告や旧統一教会の信者2世に同情的な報道を次々と行い、政治もまたそれに押され、山上被告らの言い分に基づき旧統一教会に厳しい姿勢を示し
![暗殺者に同情する日本…首相襲撃事件の核心 筒井清忠](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06355fb32c7dac1ff6e8852c0a5709846cfe3cf0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FpUQg8KClfZBPeOLhDGCKPp8oczM%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%281670x717%3A1680x727%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2F6RYGHLBTTFLG7ENSBHQPLKVKPQ.jpg)