将棋の里見香奈女流名人(26)が27日、棋士養成機関「奨励会」を年齢制限のために退会した現在の心境を初めて告白した。 晴れやかな表情、朗らかな口調だった。「私は将棋を取ったら何も出来ない人間です。やはり将棋が好きなので、将棋から離れることは出来ません。離れたとしても戻って来てしまうと思います」。将棋への変わらぬ愛情を口にした後、今後についての考えを語った。「再スタートの気持ちです。今までは与えられてばかりいましたけど、今後は将棋を通して何かを与えられる人になりたいです」。ファンとの交流など、今までは奨励会員としての立場上、実現できなかった普及活動を積極的に行う希望を明かし、可能性として残る四段(棋士)昇段の夢を追い続ける考えについては「今の段階では全くありません」と述べた。 里見は「女流棋士」として女流5冠を保持する傍ら、男性と同じ「棋士」を目指して奨励会三段に在籍していたが、30人以上の
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