医療関係者にどれくらい痛いかを伝える時、数値で表すように言われることがあります。 「その痛みは10段階で言うとどれくらいですか? 1がほとんど痛くなくて、10は想像できる範囲で最悪の痛みです」と聞いてきます。 私の場合は、10は市民戦争の兵士が錆びたノコギリで手足を切り落とす痛みです。ただ、友だちの場合、激痛の数値は「2」でした。手術後に耐えられないほど痛かった時は「3」でした。これは、痛さ指数が機能していない例です。 痛み指数とは?医療従事者は、待合室で普通に座っていられても、怪我をした足を引きずらずに歩くことができても、痛みが「10」だと訴える患者に数多く接しています。 友だちの例とは逆ですが、これも痛さ指数が機能していません。 痛みの数値は、現実や架空の痛い経験全体を表すのではなく、平均的な人間が経験すると考えられる痛みの範囲を表しています。 私がこれまで経験した一番ひどい痛みは出産