相模原北署で再会を果たした「ピーコ」と高橋文江さん=2日午後5時ごろ、相模原市緑区、松本龍三郎撮影 迷子になったインコが、警察官に住所を告げ、飼い主の元へ戻る。そんな出来事が神奈川県相模原市であった。 「ハシモト」「サガミハラシミドリクハシモト……」。県警相模原北署で保護されたインコは5月1日夜、住所を番地までしゃべり始めた。署員は「まさか」と思いながらメモを取り、2日朝、電話を入れると飼い主と判明した。 飼い主は同市の高橋文江さん(64)。オス2歳のセキセイインコ「ピーコ」は4月29日午前6時ごろ、自宅から逃げ出した。高橋さんは以前飼っていたインコに逃げられた経験から、迷っても戻ってこられるように家族の名前と住所を覚えさせていた。 同署によると、ピーコは29日午前7時半ごろ、近くのホテルの1階にいた宿泊客の肩に止まり、署に届けられた。半ば諦めかけていたところに電話があり、家族と万