知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう 指紋情報採取システムである出入国管理の自動化ゲートの登録者が、登録開始後1ヶ月間(11月20日~12月19日)でわずかに6,834人(うち日本人3,225人、外国人3,609人)に止まることが分かった(※1)。このシステムは成田空港に設置されているところ、成田空港の日本人出国者は、年間957万6,532人であり、1日平均では2万6000人となる。30日間では、78万人!そのうちのわずか、3,225人しか登録しなかったのだ。自動化ゲートを利用すると出入国手続きにかかる時間は少なくなるから、旅行業関係者は、業務上の必要性から登録した人がそれなりにいたはずだ。したがって、一般市民の登録者は、3,225人よりもかなり少ないと思われる。 この3,225人という数字は、極めて異常ではないだろうか。
