今年2月、都内で講演する高遠菜穂子さん日本のみならず世界中に衝撃を与えたイラク日本人人質事件(2004年4月)から今月で10年目。事件被害者の一人、高遠菜穂子さんは、現在もイラク支援を続けている。米軍も自衛隊も撤退したイラク。だが、人質事件の舞台ともなったファルージャほかイラク西部は、昨年末からの激しい戦闘 で、38万人が避難生活を余儀なくされているなど、深刻な危機にさらされている。日本のメディアでは報道されない現地の状況について、高遠さんに聞いた。 内蔵や脳みそが飛び出している子どもー日本のメディアが報じない「対テロ」の惨状*閲覧注意!残酷なシーンがあります。「対テロ」の犠牲となった少女「内蔵が飛び出している子ども、頭蓋骨が割れて脳みそが飛び出している子ども、片足を吹き飛ばされた妊婦、銃弾が頭に入ってしまった子ども、傷だらけの赤ん坊…ファルージャ病院の医師から送られてきた報告や映像などを