『新英語教育』10月号の特集「格差を乗り越える」で、「文化資本と英語教育機会」という記事(巻頭論文)を書きました。 論文といっても3ページほどの短いものですが、文化面に起因する英語教育格差(つまり親の収入による格差ではないもの)をコンパクトにまとめています。 しばらくたったのでこちらに下書きを転載します。 ------------- 文化資本と英語教育機会格差社会論の隆盛に伴い、家庭の経済状況が子どもの学習環境を大きく左右するという事実は学界だけでなく一般にも広く認知されるようになった。この点は、英語教育格差も同様だ。英会話教室に足繁く通ったり「子ども留学」をしたりする裕福な家庭の子どもがいる一方で、貧困家庭の子どもは学校の授業に精一杯でそのようなことは望むべくもない――このような不公平な状況に思いを馳せるのは本誌の読者なら容易いだろう。この例のように、英語教育格差と聞いてまずイメージする
![英語教育と格差、文化資本(寺沢拓敬) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3c27ba11275db7f8e3885c095f4c6b7031b7a0ac/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fterasawatakunori%2F00077950%2Fimage06.jpeg%3Fexp%3D10800)