衆院予算委員会では平成30年度予算案の審議が終盤を迎えている。野党側は新たに発覚した働き方改革関連法案をめぐるデータ問題で攻勢を強める一方、引き続き森友学園問題でも追及の手を緩める気配はない。強く求めているのは前財務省理財局長の佐川宣寿(のぶひさ)国税庁長官の証人喚問だが、与党側は応じていない。なかなか国会に姿を現さない佐川氏にしびれを切らし、参院の野党では確定申告現場の視察で佐川氏を表に引っ張り出す計画が進められていた。主導したのは立憲民主党の蓮舫参院国対委員長(50)だった。 今月14日、参院予算委の野党理事懇談会で、森友問題をめぐり確定申告が始まる16日午前に佐川氏の案内による税務署視察を与党に申し入れることが決まった。予算委委員の蓮舫氏は理事懇後、記者団に「予算委になかなかお越しいただけないのであれば、現場に行って長官に直接話を聞くというのは私たちの責務だと思っている」と訴えた。
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